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恋愛は死んだ。の先にあるもの。

大昔のブログ記事にリアクションがあったので、こちらにも転載しますね。2012年の記事。この7年で世の中はどう変わったでしょうか? 変わってないでしょうか??

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先日、友人の編集者さん(女性)が、
フェイスブックに、こんなことを書かれていて、
とても感銘を受けたので、
本人に許可をいただいたうえで、ご紹介します。

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昨日の夜は寝付けなくて20代の話を聞くみたいな
テレビ番組を見てました。

「最近の若者はなんで恋愛をしないの」
という大人からの質問に
(この質問が正しいかどうかも謎だと思います)

若者の答えは

・他のことに興味がある
・めんどくさい
・時間がない

それに対してコメンテーターの大人たちは

1、考え方がせまい
2、運命の人に出会ってない
3、めんどくさくてもやったほうが自分のためになる

なんか話がかみ合っていないような気がしたのは
私だけでしょうか。
正直、大人の意見にがっかりした。
いいこと言う! って人が一人もいなかった。

1は、上から目線。考え方の広い若者がいたらはっきりいって気持ち悪いです。
2は、ロマンチシズム。だから何?としか言いようがありません。
3は、損得理論。恋は苦行ですか。じゃあやらなくていいです。

くだらない回答しかなくて
若者は絶対バカにしていたと思います。

すべての元凶は「他人を思いやる気持ちの欠如」
だと私は思います。

若者の主語は全部自分になってる。
私は見ててこれがめちゃくちゃ怖かった。

それに対して「人を思いやる気持ちが無い」と言って怒る大人が
一人もいないのが不思議でしょうがなかった。

恋愛に限ったことじゃなくて
たとえ自分を犠牲にしても、
誰かの幸せに喜びを感じる心が育たない限り、
人生なんかくだらなくて仕方ないと思う。
もし、20代で本当にそれがわからないんだとしたら結構ヤバい。
日本はもう終わりだな。
とか、そんなことを夜中に思ってました。

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いかがでしょう?

僕自身、
世の中の「恋愛しろ、恋愛しろ」という風潮には否定的。

どちらかというと、
若者たちの意見に「だよね、しかたないよねえ」と同情的な立場でした。

「したい人がしたらいいよ。
したくないなら、しなくてもいいんじゃない?

ま、素敵なものだから、
個人的にはしたほうがいいとは思うけどね」

という気持ちがあったので、

「恋愛しろ」側のオトナの意見は、
ほんと、筋違いというか、ぐっとこないものばかり。

「まったくねぇ」

ぐらいの気持ちで読み進めていたのですが、

「恋愛に限ったことじゃなくて
たとえ自分を犠牲にしても、
誰かの幸せに喜びを感じる心が育たない限り、
人生なんかくだらなくて仕方ないと思う」

という言葉に、頭をガンとされた気持ちでした。

そうです。
ほんとそうです。

確かにここ数年、恋愛が流行ってません。

恋愛が流行らないことを逆手に取った恋愛ドラマが作られるぐらい。
(「私が恋愛しない理由」「恋愛ニート」など)

ですが、それを受けての議論が、

「恋愛というフワフワとした娯楽を享受するかどうか」
(若者:べつに要らない オトナ:おいしいから食べてみろ)

では、確かにすれ違うし、悲しい。

「『この人を幸せにしたい』という気持ちを持ちたいね。
そのためには、どのように心を耕していこうね」
という議論であるべきなのでした。

恋愛は流行らなくなった娯楽?

恋愛は運命の人を探すゲーム?

恋愛は人間成長のための修行?

恋愛は結婚の前のお試し期間?

それとも??

あなたはどう思いますか?

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