総括

しばらく前に今年一年の挑戦は終わってしまったのだが、こんな日なので今年の総括をしたいと思う。何を偉そうに。

去年の12月にキャモン西本のゴールデンハンマーという名前のライブに出た。これは実は毎年恒例のキャモン西本氏が主催する座高円寺というバカデカの箱でやるお笑いフェス。我々くらいの実力や芸歴の芸人が集まってバトルして客票と審査員票で競う。料金は無料。利益還元お客様感謝祭みたいなライブである。
その年のルールは昼のライブでブロックごとに振り分けられた芸人がネタをして各ブロックの一位を決めて、夜に一位たちがもう一本ネタをして客票で総合優勝を決めるみたいなやつやったかと。そこで新ネタとして破れかぶれで出来たネタが今のネタの原型だった。まあ結果ブロック一位にはなれなかった。だが各ブロックの敗者の中で一番点数が高かったみたいで、敗者復活という形で夜の決勝に進出できた。しかし同じパターンの別ネタがなく、同じネタをしてそして敗退。結局目の前で優勝したのはバベル(現在は改名してバベコンブ)と元祖いちごちゃんの同票で同時優勝。オフィス北野のフライデーナイトライブでいつも勝てなかった二組。目の前でまたあの嫌な瞬間をまざまざと見させられた。下唇が千切れるくらい噛んだ。
でもその新しく作った漫才の形はなんか相棒と良さそうやねという話になって、これで何本か作っていこうかなんて言っていた。負けたが未来は明るかった。
その夜ペロちゃんがわざわざラインをくれた。
『お疲れ様です。
昨日のネタめっちゃ面白かったです!!
嘆きツッコミというかなんて言うかわからないですが、2人とも自然体というかなんか新ジャンルでした。
これだけ伝えたくてLINEしました。。すみません。』


そこから皆さんご存知の、というとあれだが、6つの関門が始まった。6つの関門はM-1グランプリの決勝を目指すという趣旨の自分たちのお尻をペチペチ叩くためのライブだ。これで勝負するんだと意気込み、あの形を突き詰めて何本も何本も作っていった。
数ヶ月かけてM-1グランプリに向けてキャラを出すにはどうしたらいいか?ツカミはどうするか?自分らしさとはなにかというのを模索してきた。
M-1グランプリが始まり1回戦2回戦を無事通過し3回戦に挑むことになった。今でも舞台上からの景色を覚えているが、出て1つ目のボケであれ?2つ目であれあれ?3つ目でありゃりゃ。もうそこからは全く全然奮わない感じがひしひしと。漫才の最後にいつもしていた二段蹴りは空を裂いた。3回戦敗退。
体感的には知名度があまりにも足らなかった。お客さんが完全に知らん人を観る、そういう顔をしていた。だから主観ではあるが変なとこでウケが来たり欲しいとこで来なかったり。まあ根本として自分の実力不足も否めないが。我々は3回戦で敗退したが得るものは大きかったように思う。応援してくださったり、ご助力頂いた先輩後輩関係者の方には大変肩透かしをさせてしまったかと思います。また来年も懲りずにお願いします。

そして今年も12月キャモン西本の毎年恒例ライブがあった。今年の名前はキャモン西本の全力全開お笑いライブで、対戦システムは昼のライブだけで優勝を決めてしまう形になっていて各ブロックの一位は夜のライブにも出れるというものだった。我々は去年のゴールデンハンマーで卸した今の漫才スタイルの始祖であるネタを、一年経った自分らしさを詰め込んで改良して出した。ネタの帰郷。おかえりネタ。
結果は、ブロック敗退。敗退かい!だが敗者復活で夜のライブに出るという去年と全く同じ成績。全く同じかい!!これは成長しているのかしていないのか。。。 不安なるわ。

M-1グランプリ3回戦の敗退の反省を活かして、来年は知名度アップを目指して動いていくことにします。You Tubeにネタを上げていくことにします。今まではオファーが来たものはほぼ受けて来ましたが、来年はライブの数を減らしたり増やしたりするかもです。いや、します。考えて動きますので、安心してください。ブレてるように見えたら試してるんやの思ってください。自分たちをブランディングするのは自分たちなんや!みんなにはしっかりついてきて欲しい! 

よいおとしを。
 
 
 
 

サポートしてほしくない訳じゃない。サポートしてもらって素直にありがとうございますと言えないダメな人間なのです。