頂いたお題№2『芸能人とは?』

芸能人とは?というお題をいただいたのでこれについて書いていきたいと思います。
 

お題は随時募集しております。こちらから送れます。

 
 
 

芸能人とはどういうものか?ということに対して色々考えていた時期があります。その当時に考えていたことを振り返って、更に今の時世を自分の視点で捉えて、生意気にも書いていければと思います。よろしくおねがいします。
 
 
 
 

過去の自分は、芸能人というのは徹子の部屋に呼ばれるような人を呼ぶものだと定義してました。それは漢字を見れば明らかで、つまり「芸」か「能」かの人で芸能人だからです!どや!
 

ここでわかった人はだいぶ私と脳の思考構造が似ているので、私生活で人間関係等にだいぶと苦労されているでしょう。心中お察しします。
 

芸能人が「芸」か「能」かの人なんてのは漢字そのままやんけ!何をかしこまって言うてんねん!あほか!見ればわかる!どや!やないねん!どや!とか大人が言うな!と目が血走っている方が、かなりの数いらっしゃると思いますので説明をさせていただきますね。はい。
芸能人という仕事は「芸」や「能」力のある人達のトップに君臨する、または、それに準ずる人間が芸能人というお仕事を一度は通ることができるんやと思っております。通ることができると定義したのはまた後ほど説明しますね。
 

「芸」か「能」かの人というのをもう少し噛み砕くと、
「芸」とは歌、演技、歌舞伎、漫画家、芸人、楽器演奏、マジシャン、コラムニストなどの、人を魅了することを重きにおいているジャンルの職業が含まれるかと。
「能」こと能力のある人とは、プロスポーツ選手、オリンピック選手、将棋の棋士、医者、弁護士、料理人、冒険家、芸術家、評論家などの、個人の能力がその仕事の成果に深く関わる職業の人が当てはまるのかと思います。
 

つまり芸能人とは芸か能力を持った職業や個人の、その業界でもトップ帯に存在する人がテレビで活躍する集団を指す言葉と思います。私が子供の頃テレビで観ていた謎の人間や、今現在も徹子の部屋に出られている人ほぼ全員がこれに当てはまると思います。
 

しかし今の芸能人というジャンルは、テレビという媒体が選ぶ人選によって少し言葉がスライドしていると感じます。それは芸能人がどうやって稼いでいるかというものが明確化、数値化されていったからだと思います。まあ言葉は人が使うので違う意味で使う人が増えれば、その違う意味が民意を得てホンモノになってしまうものなので仕方ないですが。
 

では芸能人は何を売っているかというと、知名度を売っている仕事なのかと思います。人間はコミュニケーションの動物で、知らん血縁より知ってる他人に親近感が湧くので、知名度が高い芸能人は自然と親近感が湧きます。親近感は安心感や好感を持たせ、あの人が言うなら買ってみよう!あの人食べたの美味しそう!あの人楽しそうにしてた!行ってみよう!など社会に影響を与えると思います。
 

りんごの知名度えぐいですよね。りんごと言えば日本のどこでもほぼ漏れなくあの赤い木の果実が伝わるので知名度えぐいですよね。
フロマージュというものを知らなかったとしてください。そんなあなたがカフェに入って写真の無いメニューを見ていて、フロマージュというものがあったとしてなんやこれ?となるじゃないですか。
そんときにもしりんごのフロマージュって表記されてたら、フロマージュわからんけどりんごとついてるだけで、「りんごと合う何かしらのデザート」と思えるわけですね。
人によってはりんごやったら酸味があっても合うから酸味系のデザート?りんごと合うのははちみつやから、フロマージュってはちみつがかかっててもおかしくない食べ物?そもそもかかってる?などを考える人もいるかもですね。

りんごとついているだけで得体のしれないものから一つ枠組みが出来て、フロマージュの面影がぼんやり見えてくるんですよね。これはつまりりんごによって安心するわけなんです。これが芸能人がお金を稼ぐ方法かとおもいます。ちなみにフロマージュとはチーズの言い方を変えたたけのものなんで、この場合はりんごのチーズケーキ。
 
 

ここで重要になってくるのは単発の仕事としてはそのジャンルのトップ帯に入る必要があるが、継続して芸能人としての仕事を続けるのには、自分がどういう人間かというのが大多数の人間からパッとわかる必要があるのかと。現在の芸能人はそういう人の集まりと認識しています。

例を上げると高嶋ちさ子さん。ヴァイオリニストとしてトップレベルで「能」の人。教育熱心系ママタレント。詳細までこだわるきついとも取れる厳しさがある。コメントがズバッと芯を突いていて嘘がないように見える。犬好き。だいたいまあ高嶋ちさ子さんを知ってる人はこんなイメージを持っていると思う。
これだけ素材があればテレビ出演に繋がりやすい。ダメなお母さんに厳しくも愛のある説教できる人は?ダメな店主改造計画のコメンテーターいない?動物番組にズバッと言うスパイスとして起用できそうな人誰かいない?
他の候補の中に高嶋ちさ子さんが入ってくる可能性は高いかと思います。
つまりどんな人間かの認知がどれだけの人間にされているかというのが、芸能人として仕事を続けるのに重要な要素になるのかと思います。
 
 

俗に言う漫才師に比べてコント師がテレビで活躍しづらいというのは、ここからくるものなのではないかと思います。
ブラックマヨネーズのお二方。明るい大雑把な人と細かい神経質な人。アンタッチャブルのお二方。ひたすらふざけてボケる人と振り回されるキレる人。
漫才の見せ方がそのままテレビの起用に繋がりやすいんやと思います。

これがコントになると、コントは演技をしている前提で観るものなので、面白いことを言って面白いと思っても演技前提で面白い芸人と認識はすると思います。ですが漫才に比べて、どういうことをパッと言いそうというイメージは持ちづらいからではないかと思います。持てないわけではないですが時間やインパクトが必要かとおもいます。
 
 

さらに現在はいろんなジャンルの人気者であることが可視化されてます。You Tube登録者数、インスタグラムフォロワー数、Xでバズった、TikTok再生数、などなど。それはある程度の数字の担保になるので起用に繋がりやすいかと思います。
出資者がいるテレビではどうしても担保になる存在が必要で、それが視覚化していると交渉や提案が通りやすいと思います。
 
 

まとめると、芸能人は「芸」や「能」の各々の分野のトップ帯にいる人で、更にテレビの仕事をしたときに、大人数にどんな人間かをパッと分からせる言動行動で、製作側の人や視聴者に指示され継続して起用され続けている人間ということになります。
 
 

我々に落とし込むと
つる いじわるを返す人 ある一番組を観た特定の人がごく少数認知
安田一平 ギャーギャーうるさい、いじられる人 ライブを観に行く人の中でも本当に数えるほどの人が認知
まだまだ努力が必要ですね。

ご高覧いただきありがとうございました。
 
 


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