オンラインとライブの行方

ここ1年でオンラインを取り巻く環境は大きく変化した。

海外のコミュニティやら掲示板やら鉄強からの情報を基に書いてます。

1, 500NLプレイヤーレベルの平準化

 GTOツールの発展・普及でREG間のトップボトムのレベル差が縮まった。

 それに伴い200を混ぜるプレイヤーが多く現れた。


2, コミュニティの地下化

 最新の戦術や戦略が掲示板に出てくることはほぼ無くなり、

 スカイプなどクローズドサークルが中心になった。

 動画も自分のプレーを直接見せるのではなく、概念説明が多くなった模様。

 自分のレベルアップのためにもそういったスカイプグループに

 コンタクトを取って情報交換していく必要性を強く感じた。

 自分にない技術や思考を持っているプレイヤーと交流することが自分にとって一番必要。


3, 200NLプレイヤーの動向

 統計を取ると驚くが意外なことに100と混ぜるプレイヤーは少なく、

 大半が200でプレイし続けている。500と混ぜているプレイヤーや500で稼げないのでレートを下げたREGがいるので全体的なレベルは大きく上がっている。

 ORSも2bbはほぼ居ない。全体的にORSは大きくなっている傾向にある。

 基本的にお互いが慣れた状況ではエッジを生み出せないので避ける傾向にある。BUから3.1bbなど。

 3betにプレミアは4betという時代はとっくに終わっていて、4betや3bet potでの大きいCBはこれからも激減していくだろう。

 今は打ってないけど3,4年前に200で勝ててたとかそういうレベルのプレイヤーの話は全くあてにならないことを強く実感する。


4 , 100NLプレイヤーの動向

 200から下げているプレイヤーはほぼ居ない。GTO系のプレイヤーも皆無。

 全体的にSB,BBでの3betが過剰でバキュームプレイに致命的なリークを抱えている。

  AA,KK,QQ,JJで3bet callするプレイヤーに撒き散らかす。

 フィッシュの数も多く、リンパーが多い。

 さらにレーキ改訂でレーキバックの割合が44%→30%程度にまで下がり弱REGが死亡。

 なんと昨年よりREGの割合が減っているという現象が起きている。


5, 50NLプレイヤーの動向

 100で大きく勝てないプレイヤーが常駐している。

 数年前に200などを打っていたグラインダーがここまで下がっている。

 努力をしないで数だけ打っている昔からのプレイヤーが多い。

 25から上がった人間を飲み込む泥沼みたいなレート。


6, 日本を取り巻く状況

 ポーカースターズがかなり警戒している。

 スターズの日本人担当者が木原・新聞紙両プロのプレイヤーサーチを消したり、各種プレイ動画を削除するなど動きが早い。

 H掲示板やPokerstrategy、著名人の動きや対応をみれば楽観視できない状況なのがわかる。


7, ライブへの影響

 オンラインのレベル上昇・規制によってライブ専業の収入は間違いなく下がる。

 前提として専業プレイヤーが増えても、テーブル稼働数は変わらない

(国によってカジノの開けるポーカーテーブルの数に規制があるため)

 Fishが100bb/100handsぐらいばら撒くと仮定して、REGが1人増えればそこに入ってくる可能性が減るので収支期待値は大きく下がる。

 昔からいるライブ専業が新しく流れてきたプレイヤーに駆逐される、という可能性ももちろんあるがそれよりは共倒れのような形になるというのが正しい表現だと思う。カルピスを永遠に割り続けるような感じ。

 ライブ専業を殺すだけなら簡単。10NLで勝てるぐらいのタイトなプレイヤーを送り込むだけだ。タイトプレイヤーから稼げるwin rateには限界がある。

タイト80%ぐらいの卓ではどんなにスチールをしても8bb/hを上回ることはない。10NLプレイヤーも死ぬがライブプレイヤーもほとんど稼げないので死ぬ。

実際にソウルなどであまり稼いてるプレイヤーがいないのは高いレーキと薄まり切ったカルピスにみんなで固執しているからだろう。

そのうち5/10のトップでも7bb/hぐらいまでしか出なくなるようになるのではと心配。稼働時間を稼ぐのが大前提でそのうえで時給も確保し続けるのは大変だろう。専業プレイヤーが株や実業などに転身していけばいいが、その割合は全体の20%もいればいいのでは。ライブ専業が年々増え続けるのは目に見えているのでエッジの減り方はかなり厳しいものになると思う。

楽して稼げる時代は確実に終わりつつある。だからこそ専業はライブでさっさと稼ぎきるという選択肢が一番収入は高くなる。将来の100時間よりも今の70時間のが価値が高いことは明白。なので今苦しくても勉強してライブにさっさと挑むのが良いと思い自分もライブに挑戦する。

 

(書き掛け)


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