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2023夏タイ旅行記・トラブル編

1.今回の旅もまた、トラブルあり

久々の、10日ばかりの海外旅行だ。できればトラブルなんて無く帰って来たい。順調に予定通り進んだ旅。いや、予定以上に楽しく進んだ旅だったのだが、最後の最後でやってしまった~。飛行機に乗り遅れたのだ。
帰国便は深夜2時の香港でのトランジット、乗り継ぎ時間は約2時間。
いい加減腹も減ってきたので空港内をウロウロしているうちに見つけた24時間営業のマック。フィレオフィッシュにフライドポテト、コーラを平らげ、さあ成田行きにでも乗りますかって、出たところでトランシーバーを持ったおばちゃんに呼び止められる。
Are you going to Tokyo, Narita?Gate already closed. Our airline officer will come here and contact you. And you should follow his direction.みたいなことを言ってきた。
やってしまった!バンコク・香港・東京の時差は1時間ずつ、ちょっと寝ぼけていて時間がわからなくなっていたのだ。実際には乗り継ぎ時間2時間なんてなく、マックでのんびりとハンバーガー食ってる場合じゃなかったのだ!
程なくして今回の香港エアラインのお兄さん登場、身長は190cmはあるか。
状況認識合わせして、とりあえずどうすりゃいいのか聞いてみた。
LCCなのでチケットはパー、なんでYou need to buy new ticket by online. Really? I should pay expensive money? It's depend on you.
即座にWebで検索すると香港→東京、片道3人分で48万円・・・
とりあえず香港入国して出発ロビーで家族会議が始まった。

2.過去の旅先トラブルを振り返ってみる

旅にトラブルは付き物だ。50年近く人生生きてりゃそれなりに経験値はある。一旦旅人になれば、こっちだって近畿日本ツーリストの客じゃないんだから、全部自分で解決しなければならない。
そう言えば過去にどんなトラブルがあったっけ?香港の空港でそんなこと考えてる余裕無かったけど、振り返ってみよう。
①ニューヨークから帰国便がハリケーンで欠航。NYメッツのスタジアム近くの宿に移動して豪遊。旅行保険の他、なぜか航空会社からも保証が出てしまう。♡
②ハノイで道路渡ろうとしたらスクーターに激突される。全然大したことはなかったが保険で時計をオーバーホールする。💀
③ラスベガスで財布を落とした、または盗まれた。被害額30万円、保険で財布代の5万戻すのがやっと。💀💀💀💀💀💀
④ロサンゼルス出張で仕事に必要な機材が通関できず。作業スケジュールが超ひっ迫し大変な目に合う。💀💀💀
⑤香港夜着で空港→ホテルまでのタクシーが後ろから追突される。そのまま家族3人で救急車に乗り換え、明け方まで病院で検査。💀💀
⑥ハワイ旅行で1週間車運転した挙句、免許証はずっとセーフティーボックスに置きっぱなしだったのに気付き青ざめる。💀
⑦ハンブルグ出張でレーパーバーンのぼったくりバーに入ってしまう。4人で瓶ビール1本づつなのに900ユーロ。💀💀
⑧ソウルのノリャンジン海鮮市場にて、アワビの肝醤油でイキってたら腹を壊す。1週間後に腹痛のままマラソン大会(フル)に出場する羽目に。💀
⑨ロンドンのホテルでバスタブにお湯を貯めながら寝てしまい、溢れさせて下の階に水漏れさせてしまう。保険で対応。💀💀
⑩ボローニャ出張で、当時2歳の息子が小麦粘土で作った「ウ〇コ」がジャケットの胸ポケットに入ったまま入国のセキュリティーに引っかかってしまい、ちょっとした騒ぎになる。♡♡
⑩その他、スマホ水没、デジカメ破損、ランドリーでのパンツ盗難被害等。
色んな事があったけど、いつだって乗り越えてきたじゃないか!
今では全部が笑い話だよ!!

3.トラブル発生!さあ、何ができるか?

出発ロビーに放り出されたのが午前3時くらいだったか。
この時点で帰国便のチケットは持っていない状態なので、帰国便はどこだって良いのだ。だが8/19(土)、いや日が変わってもう8/20(日)ANAの特典航空券なんてある分けない。LCCサイト等、色々探してみたのだが、もはや48万円払うしかないのだろうか。
時間だけが過ぎて行く。そう言えば、香港国際空港があるのはチェクラップコクという島じゃなかったっけ。窓の外を眺めると遠くに山が見え、空が白み始めている。眠いのだが、中1の息子含めてみんなでテンションが変な感じになる。
今日は帰れないんじゃないか?いや自分もカミさんも明日から仕事だし。
腹くくって48万のクレジット決済を実行だ!
あれ?どういうわけかクレジットカードが受け付けない。
俺のゴールドカードで決済できないわけない、何枚かほかのカードでやっても全部だめ。香港エアラインのカウンターに行って交渉してみよう。
2階に上がりカウンターに行ってみると、既に大勢の客でごった返している。どうしようか。。。
眺めていると、チェックイン業務を行っていないカウンターに、いかにも気の利きそうなマネージャーらしき男がいる。即突撃。
俺:Excuse me, I need your help. As you may know from your officer, we missed a connecting flight to Japan last night. We come from Bangkok and ウwe have to back to Japan within today. What should I do?
男:Let me check your boarding pass and passport.
… … …
You need to pay $550 for each person. Please come back check-in counter No.16 at 8am.
俺:!!!Really? How mach you said ? You mean 550USD ?
男:550HKD. (紙に念のため書いてもらった)
俺:3 tickets already confirmed?
男:No, you are just candidate at this moment. If it's not fully booked the flight, you can buy boarding pass. So you should come candidate lane at 8am.
要するに搭乗券の販売終了までに席の空きがあれば、差額払うだけで帰れるってことらしい。
事態は一気に好転した。
後はあと3時間ほどの間で売り切れとならないことを願うのみ。
こうなると数分おきに香港エアラインのWebサイトで空き状況を確認する作業が続く。ずっと「〇」印がでている。これは問題ないんじゃないか?
いや、でも不安だし、Candidate counterに我々と同様の事情を抱えた客が来ないとも限らない。なのでカウンター前のベンチに移動し、ずっと香港エアラインのカウンターを眺め続けていた。
そして8時10分前、もういいだろ?って感じになり、やや食い気味にカウンターへ。「まだだめ?」ニコッとしてみてもまだみたい。
そんなこんなで8時、ようやくCandidate counterに招き入れられると本当に差額1,650HKD(3.3万円くらい)で3人分のチケットが手に入った~!
危ね~。助かった~。
だが、まだいばらの道は続いている。チケット発券が20分以上かかり、搭乗時刻は8:25って書いてある。しかもセキュリティチェックは多国籍な人々でごった返しているじゃね~か!
これじゃまた乗り遅れんじゃね~か~!
I think there is no time left for boarding time. Someone pick us up to the gate, right?
NO!!! You go to security check.
っていうことなのでセキュリティチェックを最速レーンに回してもらい、イミグレにくると奇跡の待ち人数ゼロ!
ああ、同じ機内に乗り込む日本人集団に追いついた!!

4.できればトラブル無く帰って来たいんだよな~

夏休み最終日の夜8時、無事帰宅した。
パック寿司をつまみながら家族で反省会を。
まさか自分が飛行機に乗り遅れるなんて考えもしなかった。後で色々調べたり、乗り遅れの諸先輩方に聞くと、今回のようなケースでは航空券丸々支払うのが通常だそうだ。
今回我々は運が良かったのか、LCC(みたいなもん)なんだから救済措置なんてあるはずがなく、航空会社のポリシーによるものなのか、よく分からないが。
心がけておきたいのは、どんなトラブルの時だって解決できないことはない。落ち着いて、心に余裕を持って、笑顔を忘れずに対処していくことだ。
アフターコロナで海外旅行がまた戻ってきた。
既に2024年2月にミャンマー・バンコク、8月にインドへの航空券を予約した。どんなトラブルが待っているのだろうか・・・


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