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The middle

2年半の恋愛が終わった。

初めてここに綴る文章がこの一文だと思ってなかった、自己紹介なんかよりも先に、
今夜は私と彼についての話をしようと思う。

昨晩2年半弱の思い出たちに自ら蓋をした。
心の底から一緒におじいちゃんおばあちゃんになりたいと思っていた相手に対して、自分が離れる選択をするなんて、きっと恋に落ちたばかりの2年以上前のわたしに言っても信じてくれないと思う、恋は盲目だと本気で思う。こんなに人を愛するなんて思ってなかった。

それに私たちは本当に他人だった。
出会ったのは留学先の台湾。

私とルームメイトはクラブに行った。私は疲れていた、なぜなら家族が台湾に観光にきて、数日いろんなところを一緒に旅行したから。駅で家族が帰る時、自分が台湾に残るから、なんだか本当に悲しい気持ちになって見送ったのを覚えてる。そんな日の夜だった。

部屋に帰るとルームメイトのEdytaが私に言った。私のいないあいだ、他のルームメイトと言い合いになったと言った。そしてedytaが私に言った。 ねぇ、今夜気晴らしに夜遊びしようよ。

私は正直疲れていたし部屋で眠りたかったけれど、Edytaがなんだかかわいそうな気がしたから、Okay, let’s do it. って返事した。

彼は台湾で仕事をしていた、その週に彼の友達がアメリカから台湾に遊びきたそう。それでいつもは夜遊びなんかしないのに、友達に誘われてきたと言っていた。

そこで彼はルームメイトと私に声をかけた、
私はタバコを吸って酔っ払ってた。
その時私は人生なんてどうでもいい、というような生き方をしてた、お酒を毎日浴びるように飲んでた。まさにその日を生きる、ような生き方を台湾で私はしていた。

それにそもそも彼の英語なんかあんまりわかってなかったし、Edytaとのほうがたくさん会話が弾んでいたから、私はやっぱり一人でウイスキーを飲んでた。

そんなたまたまの一つの夜の出会いが、まさか日本に帰ってまで続くなんて、思ってなかった。

国際恋愛に対して難しい顔をする親との関係を悩んでまで、関係を続ける勇気が自分にあるなんて知らなかった。
まさか彼の故郷や家族に会いに飛行機に10時間以上も乗って会いに行くなんて、考えられなかった。
気づいたから彼のことをどうしようもなく愛していた、いろんなことが相談できる相手になってた。それも親友にさえも話したことない自殺未遂した過去も、全部全部話せた。

それだけじゃない。その日を生きる、ような生き方をしていた私に彼は沢山教えてくれた。
Twitterで私を見たことある人は、私のことをヘルシーなライフスタイルを持っている、と思うだろう。だけれど私は2年半以上前はそれとはかけ離れた人生を送っていた。

健康的な食生活や運動習慣、何か未来に沢山投資することなんて、全くかけ離れた生活を送っていた。今の生活習慣や考え方は間違いなく、彼がいなければ存在してない。

それに私たちは沢山旅をした。

一緒に時を過ごした台湾はもちろん、タイにもベトナムにも韓国にも一緒に旅行に行った。それに日本、彼のいるカリフォルニア州にも。

彼が好きだったし、今もこれからも愛している。だけどもう、私が幸せにできないことも、私が無理しちゃうことももう知ってしまってた。会えない期間に沢山泣いた、彼はここにいるはずだった。12月末、空港で別れた時に、次は夏だね、日本で。って話してた。3度目の私たちの夏休みになるはずだった、でも彼はいない。


この半年はたくさん泣いてしまった。でも何度も別れ話が出る度に関係はもっと強く、そして深くなった。彼ともっと一緒に生きたい、未来をみたいと思えたから。

彼と一緒に沢山いたかったけれど毎晩お互い苦しんでた、一緒に幸せになりたいはずなのに二人とも幸せじゃなかった。そんな日々が続いた、でも彼の幸せのために自分から離れなきゃとは分かっていても言える強さは持てなかった。

それに会えない距離や状況のせいにしたくないけれどやっぱり思ってしまう、彼がそばにいたらどんなに楽でシンプルでいろんなことが解決できただろうか、と。彼と同じ言語を話していたら、とさえも思ってしまう。

もしも、離れることが強さなら、愛とは何だろうかと思う。愛する人と一緒に過ごすのが無理ならば、ならば、なぜ出会ってしまったんだろう。沢山の思い出を手にしたあとなのに。
もしも、幸せになりたいと願って もがいて苦しむのなら、人生は残酷だ、とも思う。

あぁ、私はまだ彼に恋している。
そんなのわかってる。でもそれ以上に苦しむ私たちもわかってる。だからここに私の最後の愛を少しだけ綴らせて。あとほんの少しだけ。


彼ともう一度朝ごはんを食べたかった、一緒にまた旅をしたかった。ドライブもしたかった。スタバでいつも通り二人ともアメリカーノを頼んで作業したかった。くだらないジョークでまた笑いたかった。
一緒にいる空間や時間沢山もっと共有したかった。愛されたし、沢山愛したし、今も愛している。
人生がもう一度あるとするならば、私は間違いなく彼に恋をすると思う。同じ結果を見えたとしても、それでもそれをもう一度繰り返してもいいと思うくらい。

だから私はまた今夜も来週も半年後もきっと願ってしまう。また世界のどこかで会えますように、と。でももしくはもう2度と会わないほうが良いのかもしれない。わからない、そんなこと。少なくとも今の私は。

でもこれだけは言える。
今までとは違う道でも、
私はいつも彼を想っている。
彼に沢山幸せが訪れますように。
私にはできなかったかたちで彼のことをうんと愛してくれる人に出会えますように。

これがきっと私のI love youの意訳。

さようなら、愛している人。
さようなら、私の2年半の旅。


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