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目玉車がなくてもクルマを売る方法

「行動展示」をご存知ですか?

とある地方の、小さな動物園が
・半年は雪に覆われた立地で・・・
・目玉のパンダや珍獣もいない・・・
・立て直しの予算もない廃園の危機・・・

から
大きく入場者数を伸ばし
復活したきっかけが

「行動展示 」

でした。

動物園の展示方法は3つある

一般的な動物園の展示は
3つあります。


【 生態系展示 】
サルはサル舎に、クマはクマ舎、といった
生態同類別で区分展示する方法


【 生息地展示 】
北極地域、東南アジア地域、など
生息地域別で区分展示する方法

でも、こんな経験
ありませんか?

寝転がってほぼ動かない北極クマ

一度も厩舎から姿を見せないゾウ

動物が退屈でつまらない

こうした声から
行動展示が生まれました。


動物園がブレイクしたワケ

北海道の旭山動物園が
具体的に行った方法は

 「もぐもぐタイム」
→ 動物にエサを与える回数を多くした

 「動物園ナイトツアー」
→ 入園時間を深夜にズラした

 「動物の生態系POP」
→ 生態変化などPOPで毎月更新した

つまり、

「動物が生き生きと活動する魅力を伝えよう!」

と園関係者が
お金をかけずに
知恵を出しながら
ひとつひとつ実現していったのです。


クルマの展示場は○○展示?

ところで
多くの自動車展示場は


【 価 格 別 展 示 】
「39.8万~」
「49.8万~」
「59.8万~」


【 車 種 別 展 示 】
「軽自動車」
「コンパクト」
「ワンボックス」

で分けられています。

ただ、この展示が
本当に効いてくるのは
台数の多い大型店です。

台数が少ないと
カテゴリ分けするほど
台数がないため

(大型店と比べて選択肢が少ない)

と感じてしまいます。

では、
どうしたら勝てるでしょうか?

1台1台をしっかり魅せる

動物の種類も少なく
目玉のパンダもいない
市内から離れた立地条件。

その旭山動物園が
勝てた理由は

「個々の魅力を伝えきった」

ことです。

特に、旭山動物園のPOPは
業界ではとても有名です。

ほとんどの動物園は
開園当時から変わらない
固定の印刷プレートのまま。

動物の種類も多いので
そこまで手が回らないのです。

「来場客を飽きさせない」

これは動物園でも
自動車展示場でも
まったく同じです。

旭山動物園にいるのは 
他の動物園でも目にする動物たち。
でも、違うのは見せ方です。

顧客に魅力さえ伝われば
並んでいる展示車すべて
特別な「目玉車」にできます。

旭山動物園のように。

いっそ、すべてのクルマを
「目玉車」にしてみてはいかがでしょうか?

◆━━━━まとめ━━━━◆

・パンダのいない動物園が勝てた理由は「全てを目玉にした」
・台数の多い大型店の展示(マネ)をすれば比較されるだけ
・それぞれのクルマの特徴を最大限引き出す魅せ方が大切

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すぐ始めてみましょう!


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