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日本の水資源について考える

7月最終日ですね。日本全国猛暑に見舞われていますが、くれぐれも体調などには気をつけてお過ごしください。

明日、8月1日は「水の日」です。ということで今回は日本の水資源について考えていきましょう!

国土交通省が発表している「平成30年版 日本の水資源の現況」によると
日本の昭和 56 年から平成 27 年(1981 年から 2015 年)までの 35 年間の水資源賦存量(水資源として、理論上人間が最大限利用可能な量であって、日本の場合は降水量から蒸発散量を引いたものに当該地域の面積を乗じて求めた値。)の平均(以下、「平均水資源賦存量」という。)は、約 4,200 億 ㎥であるとのことです。この数値は世界平均の約 7,500 億 ㎥の半分以下となっています。あくまで世界平均なのでアフリカなども国々はもっと少ない数値になっています。

ではこの平均水資源賦存量約 4,200 億 ㎥のうちどれくらいを我々は使用しているのでしょうか?
平成 27 年(2015 年)における全国の水使用量は、合計で約799 億㎥/年で用途別で、生活用水(※1)と工業用水(※2)の合計である都市用水が約 259億㎥/年、農業用水(※3)が約 540 億㎥/年
1995年の約889 億㎥/年をピークに減少傾向にあるようです。

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・生活用水(※1):飲料水、調理、洗濯、風呂、掃除、水洗トイレ、散水 等
営業用水(飲食店、デパート、ホテルプール等)、事業所用水(事務所等)、公共用水(噴水、公衆トイレ等)、消火用水 等のこと
・工業用水(※2):ボイラー用水、原料用水、製品処理用水、洗浄用水、冷却用水、温調用水 等のこと
 ・農業用水(※3):水田かんがい用水、畑地かんがい用水、畜産用水 等のこと
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では実際に我々は1日でどれくらいの水を使っているのでしょうか?
一人あたりの平均使用量(都市活動用水を含む)は、2015 年において有効水量ベースで 283ℓ /人・日となっています。
一人暮らし用アパートの浴槽を満杯にすると250Lぐらいなので浴槽一杯分以上は使っていることになります。

「世界水発展報告書2014」によると、南アメリカやオセアニアでは一人あたり30,000 ㎥/年を超える一方で、北アフリカでは、その1割にも満たない一人あたり284 ㎥/年しか存在しない。また、年間一人当たりの水資源賦存量は、2050 年までに、2010 年の4分の3まで減少すると予想されており、ヨーロッパでは人口の減少等に伴い増加が見込まれる一方、中東地域、アフリカ地域の水不足はさらに深刻になると予測されている。

水資源には恵まれている日本だが今後干ばつなど雨量が減ることがないとは限らないので少しでも意識できる所から節水をしていきたい。
ちなみに夏場はやはり水の使用量は多くなるようです。
熱中症になったら元も子もないのでしっかり給水は取りましょう。


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