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今週の推し曲『Thirty Seconds To Mars - Stuck』-20230707

お疲れ様です。IRAKAです。

このところ仕事がにわかに忙しくなってきてしまい、記事を書く時間が満足に取れず。
いかん、もう週末だ…ということで比較的早く書ける「推し曲」で今週も失礼します。
(本当は他に書きたいネタが結構あるんですが)

ちなみに新曲の進捗状況ですが、簡単なギターソロを追加しました。先日言っていたMNGの件はボーカル周りの話だったんですが、悩んでる時間がもったいないのでギター弄っておりました。
(自分で言うのもなんですが、フレーズは簡単だけど弾くのが難しい!ヘタクソなので…)
ここ数日クーラーのせいかで喉の調子が悪いので、ボーカル録りは慎重に進めたい。でもさっさと終わらせたい。。(なおMNGは結局しちゃいまいました。早く試したい!)


はい、今回はサーティー・セカンズ・トゥ・マーズの『Stuck』です。

誰?とお思いでしょうか。
映画「スーサイド・スクワッド」でジョーカー役を演じたジャレッド・レト率いるロックバンド、と言われると「あー」となる方もいるんじゃないでしょうか?(いないでしょうか?)

もう18年前になりますが、セカンドアルバムの「ア・ビューティフル・ライ」が日本でもまあまあヒットしまして、サマソニの出演経験もあるバンドです。
(続くサードアルバムの「ディス・イズ・ウォー」もそこそこ売れて、再びサマソニ出てます)
当時はスクリーモ寄りのヘヴィロックなスタイルで、ダークな世界観と扇動的なヘヴィネスが心地よく、私もめちゃめちゃリピートしました。

以降はリリースを重ねるたびにエレクトロ寄りと言うか、EDMロックな作風にシフトしていたようですが、今作では意外な進化というか、類似アーティストがパッと思いつかない少し独特な作風になっていて驚きました。(まだアルバム聴いてないので早計かも)


私の語彙力不足もあって説明が難しいのですが、エレクトロとロックの融合という点は変わらないのですが、音のグラデーションの表現が「ジャンル感や使ってる楽器(音色)」ではなく、音圧や音数といったダイナミクス(平たく言うと音量)」で表されているようなイメージです。

百読は一聴に如かず、とりあえず聴いていただければと思いますが、出だしのAメロからドラムとベースがほぼ鳴っていません。パッと聴き分けできるのはギターとシンセですかね。
そしてサビで一気に爆発と思いきや、今度はほぼドラムとベースのみ。しかもスネアは全編にわたってほとんど使っていない。

とにかく音数が少なく、曲の展開(構成)もシンプル極まりないですが、ダイナミクスの幅とボーカルの表現力で飽きさせない!良曲です。
(この曲に限らず、昨今ではコーラスを楽器的に配置するものが結構ありますが、シンプルな曲ほど映えますね)

それと無駄を削ぎ落としたアーティスティックなMVも曲にマッチしていて良いですね。
後半で白黒の画面にようやく色がつきますが、多様性を謳歌するというか、人間讃歌な雰囲気がするのも良いです。

ちなみに歌詞は「貴女の魅力に取り憑かれ云々〜」みたいな恋愛拗らせ系なので、ほぼ意味は無いんじゃないかと。語感やリズム感をお楽しみいただければ、と思います。
(なお今回もヘッドホンorイヤホン推奨。音数少ないので密度感が高い方がオススメ)


あとこれは私の主観ですが、この曲はリスナー参加型というか、聴く側の感性をもって完成(Yeah)されることを意図しているんじゃないかな、と思いました。
例えば、メタル好きは7弦ギターの激重リフが頭の中で鳴りそうだし、EDM好きは高域を彩るリードシンセを思い浮かべたりしそうだな、と。
各々好きなジャンルに合わせて、好きな音を想像して、人それぞれの曲の完成形が頭の中では鳴り響くんじゃないか、と思いました。
人によっては音じゃなくダンスかもしれないし、それはMVの世界観とも合致します。

その裏付け(ただの状況証拠とも)として、以下のライブ映像をご覧ください。

オーディエンスをステージに上げて、一緒に踊り大合唱。演者と観客が一体になって曲を完成させています。
これはライブならではの演出ですが、リスナーの頭の中では、いつでもどこでも同じことが起こり得る曲なんじゃないかな、と思いました。


とまあ色々語ってみましたが、良い曲なんで是非聴いてみてください!
おまけで18年前の名曲もリンク貼っときます。



(おまけのおまけ)
はいすみません、最後に私の曲もひとクリック、ひと再生お願いいたします!よろしければチャンネル登録も!コメントもお待ちしております!




Best regards
IRAKA

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