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まさかの鳥取で特別警報・・・日本海の海水温の影響か

台風第7号が、東海、近畿、中国地方にかけて縦断していきました。

西側に遠く離れている北九州でもかなり風が吹いておりました。

また、台風特有のアウターバンド(外巻きに列を成す雲)で、離れた地域でも大雨が降っております。

今回の台風第7号は、一時、『非常に強い』勢力まで発達し、東京直撃かと思われましたが、西寄りに進路を変えていきました。
少し勢力を落としていったかと思いきや、とんでもなかったですね。

ぼくが知っている限りでは、今までとは違ったカタチでの台風となりました。


台風は、反時計回りに回転しており、
渦の中心に引き込まれる時の方が力が強く、台風の目から見ると北側や東側に位置しているときが最も危険です。

山の形状で言えば、南や東に向いている斜面が要注意です。
正面から台風を受け止めることになります。

そして、通常は、『上陸』すると、段々と勢力を弱めて、散り散りになっていき、弱くなると、その場でスピンする力が無くなりますので、スーッと流れていきます。
これが通例です。

今回の台風第7号も、三重県・和歌山県あたりに上陸して、段々と弱まりながら、円形のカタチを崩していくのかなと見ていましたが、
「いつまでも丸い」

これが今回の特徴だったように思います。


先ほどスクショしたやつです。
上陸する頃の気象衛星画像です。
何となく、『目』は分かりますかね?

スクショしとけば良かったと後悔しているんですが、
この早朝5時頃から、既に鳥取あたりには線状降水帯がかかっておりました。
レーダーを見ると、この早朝から一日中豪雨だったような感じです。


大阪や神戸の方に向かって進んでいきましたから、前述のとおり、近畿あたりの南向き、東向きの山脈あたりで台風の雲域が当たり、円形を崩していくのかと思いきや、、、

ずっとまん丸のまま、スピンしていました。

日本海側に抜けた頃のレーダーがこちらです。
夜20時ですが、鳥取あたりには雲がかかり続けております。

ぼくが勝手に思い込んでいた定説が崩されました。

渦に向かって、吸い込んでいくと考えていたのは、実は、東西南北関係ないんですね。
ぐるぐる回っているわけですから、それほど方角に差は無いはずです。

では、なぜ、南や東が強いかと言えば、高気圧の逆向きの風の流れもありますが、
南から温かい水蒸気がもたらされるからですね。

つまり、南の太平洋から熱い水分が送り込まれていくということですね。


今回の台風は、丸のカタチを保ち続けました。
それは、北側からのエネルギーを受けているということに他なりません。

つまり、日本海側から熱い水分が送り込まれたわけです。

南から来た台風で、
北側の日本海に向いている鳥取県で豪雨になるということは
異常であり、とんでもない話です。

ですが、前述のとおり、北側からの成分を考えると合点がいきます。


小学校の頃に習いました。
太平洋側は暖かく、
日本海側は冷たい。と。


海水温に注目してみます。
台風が通過する前の14日の観測情報です。

もう色合いが振り切ってますね!!!汗
日本海側もとんでもなく熱いんですね。

台風が維持・発達するという26℃ラインも北海道あたりまで北上しています・・・。


平年差で見ても、東北あたりなんて平年より5℃も高いんですね・・。


北九州は、北側の日本海に向いている土地です。
台風通過後の、吹き返しの北側からの雲の流れなんて、ぼくはノーマークでした。

今回の台風は、大きな教訓です。

スクショを撮りそびれたのがいくもありますが、
ここに、記録、アウトプットできて良かったです。

まだ被害の全貌は明らかになっておりません。
全国各地に爪痕を残した台風第7号。
それぞれの命、生活を奪っていないか、心配です・・・。



今日もご覧いただきありがとうございます。



<1年前の”今日”の記事★>

今年も福岡県代表に、北九州市にある九州国際大学付属高校が出場しました。
北九州市民として誇らしいものです。
先日、負けてはしまいましたが、全国の舞台での活躍に拍手を送りたいです。
元高校球児としては、この熱い夏がくると思い出します。


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