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昨日、北九州市門司区の老松市民センターで
北九州ESD協議会による出前講座
『暮らしとともにある天気・気象』を開催させていただきました!

市民センターでのご案内

この講座は、ぼくたちも所属している『北九州ESD協議会』が
会員のESD活動を活発にしていこう!ということで『出前講座』の実施を促進しております。

通常、ぼくたちなんかが講座の依頼をいただく際には、地域や市民センターなどの予算が必要になりますが、
なんとこれは太っ腹!
講師謝礼金などはESD協議会が負担していただけるというものです。

こちらのページのトップから少し下、
『ESD出前講座』の部分をご確認ください!


結構、色んな方が、色んな角度から
「こんな講座ができますよ!」って載せていますので、
かなり有用だと思います・・・!!

まだまだ知る人ぞ知る存在ではありますが、
昨年度あたりから、事務局の皆さんが頑張っていただいて、段々と人気が高まっているそうです。


ということで、老松市民センターからESD協議会へと申し込みいただき、
ぼくに派遣の連絡がある、という流れです。
とっても良いですね!

市民センターの入り口の掲示


実はこのまち、
令和元年度にも、2度講座を実施したことがあり、
そのときに、地域の中を散策して回ったことがあります。
だいたいの地形や形状は頭に入っております。

古野さんとご一緒でした!


今回も、まちづくり協議会からお声かけいただいており、
暑いなか、多くの方にお集りいただいておりました!

市民センター内は涼しくって、眠たくなって・・・

内容は、これでもか!
というぐらい盛りモリで(笑)

観天望気のことに触れたかと思いきや
気象情報の話。
災害に通じるような話もあれば、
地形や大地のカタチに応じた気象など。
幅広くお話をさせていただきました。


受講者のアンケートを見てみると
『今まで特に何も考えずに天気予報を見ていたが、少し見る目が変わりそう』
『これまではもっと注目して見てみたいと思った』
というようなコメントを多くいただき、とっても嬉しかったです。

そうなんです。

知識やノウハウを学ぶというのではなく、
『目線』を養う。
というイメージでしょうか。

情報はいっぱいあります。
しっかり自分のものにできる『アンテナ』を持っているか。
しっかりと『キャッチ』できるか。
『ウォッチ』でも良いかもしれませんね。

そんな講座にできて良かったと思います。


例えば、

天気予報は、はずれるってよく言ってしまいますが、
実は『ズレ』てるんですね。
東西南北や時間や量のズレです。

たまたまこっちに来てしまったり、向こうに行ってくれたり。
自分の都合の良いように考えてしまいがちですが、
ちょっとそうした目線を持っておくと良いでしょう。


クイズなんかもしました。

天気予報の更新されるタイミングや、


『一時』と『時々』でどう違うの!?というものや、


同じ、「くもり後、雨」の天気予報でも、
夕方帰ってくる子ども達に、傘を持たせないでも良かったのはどっち?
とか。


楽しんで、その『目線』を養っていただけたたなら良かったなぁと思います。


1時間半の長い講演形式で、
ずっと熱心にお聴きいただいた方も多かったですし、
ちょっと難しい話になったときには、眠そうにされる方もおりました(笑)


でも、
災害の話や、
自分たちのまちの話になると、
皆さんの目線が、ぐっとこちらを向きました!!(笑)

『松』は防潮林。海沿いに多いんですね。
こんなところに橋の橋脚跡が
水はどこから集まってくるんだろう?


ぼくも、
勉強すればするほど、
北九州が、災害に強い立地・地形であることを感じています。
でも、全く無いわけではありません。

雲の流れてくる角度、
風の吹き方、
台風のコース、
地形が物語っている断層跡。

運悪く、こうなった場合は災害が起きるかもしれませんねって、原理・メカニズムを添えて、お話します。
皆さんの背筋が少し伸びたように感じました。


暮らしとともにある天気・気象。
その情報をしっかりと感じ取ることができ、
自然とともに共生していけたら良いなと思っています。

そんな『目線』を持っていただく講座となったと思います。


今日もご覧いただきありがとうございます。



<1年前の”今日”の記事★>

ホント、全くその通りです!
スイマセン、白状します。
昨日の講座は、ぼくが1時間半しゃべりっぱなしでした。
実は、これは準備が簡単です。
皆さんに喋っていただいたり、ワークショップに持ち込むのは、とっても企画・検討段階が大変なんです。

ファシリって大変です。



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