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{iro}2 Bookmark on Paper Vol.1 #04 | アニメサイト入門

前回の続きで、アニメサイトを見る際のポイント2つ目。(追記の参考サイトとその説明多め)

2. 動きや演出を気にして見てみよう!

こちらもアニメサイトに比較的多い特徴で、独自の表示アニメーションやインタラクションがついているものが多いです。アクセス時の表示演出やメニュー・ボタンのマウスオーバーはもちろん、スクロールに連動した演出、ページトップを押した際の遷移でのちょっとした仕込みなどがある場合もあります。


少し前の作品になりますが、「超次元ゲイム ネプテューヌ」と「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」のサイトでは、スクロールに応じてオブジェクトや背景を異なるスピードで動かし、立体感や奥行きを演出するパララックスと呼ばれる視差効果を使った、リッチな表現をおこなっております。それぞれのアクセス時の表示演出もいい感じです。
最近よく使われているのは、「スロウスタート」のようなアクセス時に自動スクロールさせて縦長のビジュアルを見せる演出。ポスター等のグラフィック素材を転用してメインビジュアルを制作する場合などにも相性がいいと思われます。
テレビアニメのサイトなので、やはり実際のアニメーションを動画で見せたいという要望は多いのでしょう。スマートフォンが普及する前は「ID-0」のように背景に埋め込んで見せる形もあったのですが、今は基本スマホ対応が必須という状況もあるため、最近は「それが声優!」のように、サムネイル等のアテンション等でgifアニメーションや短いムービーをループさせるような表現に移行しているように思われます。
その他の表現として、「あんハピ♪」のようにパーティクルが背景に舞っているものや、「PERSONA5 the Animation」のようにページ遷移時に演出が入るもの、「BEATLESS ビートレス」のように、マウスの位置によって要素を動かし、視差効果を表現しているものなど、様々な演出があります。


『TVアニメ「おそ松さん」公式サイト』では、アクセス時に自動スクロールで6つ子が滑空してくるような演出でトップページが表示され、ページトップを押すとイヤミが「シェェェェェェ!」のポーズで現れて上にスクロールして移動します。

アクセス時の滑空してくるような演出は、サイトが更新されてなくなってしまっています。ページトップの演出の方はまだあり、クリックする毎にキャラクターがランダムで選択される仕様に変わっていて、イヤミ以外のキャラが表示されることもあります。


続きます。


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