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人生100年時代の「人生2回リセット論」

「よく移住決意できたね」

移住直後よりも、最近東京で言われることです。

移住ということばが割と世間でよく聞くようになっても、まだまだ身の回りに実際に移住した人は少ないということなのでしょうか。

仕事で全国津々浦々回ってたから、他にも住んでみたい地域はあったりするわけで悩む要素はあったのですが、尾道に骨を埋めるつもりもべつになく、必要性に駆られたわけでもなく、わりとサクッと衝動的に移住を決めたのは事実。

でも、根幹には以下の考えがあります。

**人生100年時代って言われてる世の中で、同じところにずっといるとかつまらない。 **

本当に100歳まで生きるのかはわからないけれど、100年間同じところにいると仮定したときに、それは人生損してるとしか思えませんでした。

世界はこんなに広いのに、日本でさえ素晴らしい地がたくさんあるのに、です。

100歳まで生きるのか。
そうだなぁ、だったら30年おきに別の人生歩みたいな。自分の場合、東京育ちなので30代で第2の人生歩んで、60代でまた第3の人生歩みたいな。

そんな感じ。

こんな考えをするずっと前の大学時代、高校の卒業旅行で訪ねた沖縄の宮古島にえらく感動し、「老後は宮古島でしっぽり暮らすんだ」と夢見てたことを思い出します。

60代になる30年後、宮古島は当時のような宮古島ではなくなっている可能性が高いと思うし、今が海が目の前にあるところで暮らしてるから、たぶん第3の人生は、山に近い広大な地、北海道かニュージーランドか北欧か、そのへんに住みたくなるとは思います。

けど、当時からこのまま同じところ(自分の場合は東京)でずっと過ごすのは考えにくい、と思ってたんだと思います。

べつに移住とかせずとも、仕事を変えたり、交友関係変えたり、住む家を変えるたりするだけでも人生は変わりうるけど、どうせ変えるならダイナミックに変えた方が変え甲斐がある。そんな風に考えてます。「どうせやるなら、とことん」というのはわりと自分の行動の軸かもしれません。

それに、そもそも「移住」って言うけど、こと国内においては引っ越しみたいなもんだから、そんな重く考える必要ある?とも思います。合わなかったら戻ればいいだけの話ですし、言語も通貨も同じわけなので。

だから、「自分は東京が好きだ」と「尾道のほうがいいよ」とかの主張や意見なんかどうでもよく、二拠点生活とか、多拠点生活みたいな考えかた自体にも興味がありません。

もともと「旅が好き!」みたいなタイプでもありません。

シンプルに「ずっと同じはつまらない」ってことに尽きるんだと思います。だから30年おきにくらいはせめて移動したいなぁと。

そろそろ第2の人生の一年目が終わろうとしているのですが、ほんとガラッと人生変わってきてるのがおもしろいです。



10年先、20年先、未来の住民のために木を植えます。