大満喫プラン

向島が好き過ぎて移住した男による、向島大満喫プラン(1泊編)

日々の「向島どやー!」なSNS発信の賜物で、徐々に「向島いってみたい」という声をいただくことが増えてきました。

前職の偉大なるツイッターおじさん、じげんさん(@Kloutter)からの要望もあり、まだまだ発展途上の向島ですが現時点で「これがベスト」という大満喫プランを立ててみたので、この夏、向島の息吹を感じたい方はぜひ参考にしてみてください。

これが最低限、一泊プラン

まず大前提、日帰りで行こう、尾道市街観光ついでに行こう、という考えはいまこの時点で捨ててください!

向島の、しまなみの、せとうちの、その本質的な魅力を感じてもらうには朝と夕、これをセットで体験してもらわなければいけません。なので、ぜひ最低限向島で一泊はしてみてください。

とはいえ、一泊だと時間に限りがあるので、そこそこベタな有名どころも回るように押さえています。今回ピックアップしていないお店やスポットも素敵なところばかりなので、良きようにカスタマイズしてください。

それでは、向島の旅にレッツゴー!

DAY1:尾道市街から向島へ、そして夕凪

午前中のうちに尾道駅に到着しましょう。いま、尾道市街は空前のバブル、人気店はどこもすぐ埋まってしまいますのでランチは気持ち早めに済ませるのがいいと思います。

尾道らしい尾道焼きを食べるなら「村上」がおすすめ。
オシャレ路線でいくなら、「水尾之路」「LOG」の二択です。
美味しい洋食を食べたいなら「短編食堂」も。

上記はどれも尾道市街の東側にあるので、
ランチを終えたらちょっとディープな世界に浸りに「キツネ雨」「綴る。」「紙片」「satie coffee」あたりに足を運んでみましょう。

その後商店街を通って尾道駅前に戻ります。道中には「夕やけカフェドーナツ」「パン屋航路」「エタニティ」「おやつとやまねこ」と有名店があるので、食べ歩きも粋です。

さてここからは西側に向かい、観光名所のひとつでもある「ONOMICHI U2」に立ち寄ってみるのもいいでしょう。近くにレンタサイクル屋があるのでそこで2日間分の自転車を借ります。その足で、尾道駅前渡船に向かい、いよいよ向島へと渡りましょう。

*ちなみに、もしランチも向島で!ってことであれば、渡船降りてから比較的近い「ピッツェリア フェリックス」「一茶」あたりがオススメです。一茶はperfumeの聖地ですぞ!!

向島へと渡ったら、ここからは愛媛の今治へと続くサイクリングコースの案内(通称ブルーライン)が道に引かれているので、それに沿って向島を北から西へと走っていきます。


しばらくは「ほんとに島?」という風景しか飛び込んできませんが、西端に突き当たると一気に島感が出てきます。
ここからは瀬戸内海沿いを颯爽と走るため、都会のひとはまさに非日常を味わえるはず。しばらく走ると大きな大きな橋が見えてくるのですが、しまなみ海道のお隣の島、因島へと渡る因島大橋です。この橋の下をくぐったあたりから「立花」という向島の人気エリアに突入します。

目線の先には瀬戸内海ブルー越しのしまなみ海道の島々をのぞむことができ、ビーチもいくつか出現します。この立花のメインストリート沿いにあるのが「ウィローズナーサリー」と「立花食堂/life:style」です。ここまで自転車を漕いで小腹が空いてると思うので、ウィローズナーサリーでパンケーキを食べてお腹を満たしつつ、life:styleでショッピング。

休憩が終わったらさらに南へと走ります。
ちょうど真南の位置にプライベート感満載のビーチが現れるので、ぜひここで傾きはじめた陽に照らされる瀬戸内海の夕凪を楽しんでください。このビーチからは、ちょうど島の合間を抜けて四国をのぞむことができます。この島々越しの四国まで見ることができるロケーションはしまなみ海道の中でも稀有です(nagiもこの近くにできるのでお楽しみに!)。

最高にチルアウトしたら、お次は向島で一番有名であろう、「ウシオチョコラトル」へと向かいましょう。ただ注意点は、ビーチからということは標高ゼロスタート、ウシオチョコラトルは山の中にあるので自転車をこぐのはなかなか体力いります。頑張ってください。

ウシオチョコラトルで夕暮れを眺めたら、この日の宿、「尾道しまなみゲストハウス」へ。ウシオチョコラトルよりさらに山の上にあるのでまた頑張りましょう。
ゲストハウスという名前がついてますが、個室だし食事もついているので、この日の旅の疲れを癒すには十分。さらに目の前が広場になっていて、その先には瀬戸内海の展望が広がってますので、夜が更けたら静まり返った瀬戸内海をボーッと眺めてみるのもオススメです。

DAY2:せとうちの朝凪に浄化され、健やかに走る

旅の疲れでゆっくりしたい気持ちをグッと堪えて、ぜひ早起きをしてみてください。
朝食をとったら、前日がんばって登った山をビーチの方へと駆け下ります。すると空気の澄んだ、瀬戸内海の朝凪を堪能することができます。ここではせかせかせず、ぜひビーチで過ごしてみてください、立花の気のいい住民たちの息遣いを存分に感じることができるはず。早起きして眠気がまだ残っているようであれば、ここでちょっと寝ちゃうのだってありですよ、ほんと気持ちいんだから!

10時になるとビーチの先にある岬のパン屋「スリール 」がオープンするので、ここでパンを買っておきましょう。もし宿の朝食でお腹が空いてなくても立ち寄ってみて損はないと思います。

さてここからは、国立公園にも指定されている向島のシンボル、高見山の五合目まで登ってみます。
一般的なペースで登って20分くらいでしょうか。山からせり出した巨石の上に立つと、最高の180°瀬戸内海パノラマビューが広がっています。地元の人しかほぼ足を踏み入れない場所なので、いってみたい方はぜひ一報ください。その景色の美しさに、おもわずため息をついてしまうかもしれませんが、大丈夫、ぼくは毎回です。ここで、スリールで買ったパンを涙まじりにほおばるのもエモいです。

高見山をおりたら、今度は東から北へと進み、この日のランチスポット「桃の家」へ。自家菜園の野菜を中心に、からだに優しいオーガニックの定食をだしてくれます。

ランチを終えたらさらに北へと進むと、「立花テキスタイル研究所」があります。ぼくらが移住する際とてもお世話になった方がやっているお店で、島の素材を用いた素敵な商品がたくさん置いてあります。向島観光記念に長く使えるアイテムを買って帰るのもいいのでは?

そこからさらに北上し尾道渡船へと向かってください。その道中には、昔懐かしい昭和レトロ感漂う「後藤鉱泉所」「住田製パン所」がありますから、おやつを楽しんで。

尾道渡船から尾道市街へと渡ります。このとき、船上から尾道市街の全域を見ることができ、その景色が素晴らしいのです。これは向島に渡った人にしか拝めない景色ですから超絶オススメです。前日の尾道駅前渡船ではなく、この"尾道渡船"で渡るのがポイントですよ。

市街に渡ったら、尾道の代名詞的な存在、千光寺へいきましょう。ロープウェイを使えばすぐです。15分おきに出ているので、行き当たりばったりでも大丈夫。帰りはロープウェイではなく徒歩でくだるのが人気で、坂の街尾道を堪能することができます。ここにも小さなお店がたくさんあるので、迷路のような坂道を彷徨いながら楽しむといいと思います。

ここまでで夕方前くらいでしょうか。帰らなければいけないのであれば、駅に向か途中で前日行き逃した店に寄ってみましょう。


もし夕飯を食べる時間があるなら、「一口」へ。海鮮を中心とした串カツ屋なのですが地元の方々に大人気なので、開店前から並んでおくことを強くすすめます。1巡目を逃すとかなり待つことに。友人が尾道市街で泊まる聞いたら必ずオススメするお店です。

食べ終わる頃にはきっと19時過ぎでしょうから、そこから帰路へ。

2泊すれば、もっとゆったり、小さな島を渡り歩き、極上の海鮮料理も

現時点での1泊の満喫プランはこんな感じでしょうか。

1泊でもかなりせかせか動くことになるので、実は一番のオススメは2泊3泊の旅なのですが、もし週末の土日しか行けないよ〜ということであればこのプランを参考にしてみてください。ちなみに、尾道は火曜・木曜定休のお店が多いので、くれぐれもご注意を(必然的に金〜月がオススメになる)。

今回ご紹介したスポットをGoogleMAPでまとめました。


1泊旅をまとめるだけでもだいぶ疲れたので、2泊旅以降は反響があれば頑張って書いてみます、、、、!

向島を楽しんでくれる人が一人でも増えてくれるといいなぁ。
良い向島旅を!!

*ツイッターでも向島情報発信してます。2020年春にnagiっていうカフェやります。(@iroakiata

10年先、20年先、未来の住民のために木を植えます。