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演劇を、「演劇が好きな人だけのもの」にするのをわたしはやめたい。

演劇を、「演劇が好きな人だけのもの」にするのをわたしはやめたい。演劇が提供する価値の種類を増やしたい。その作品にとって需要のありそうな演劇界隈じゃないところにも届くような宣伝をしたい。そのなかに、「演劇が好きな人」を増やしていけばいいと思う。

たとえば「演劇公演の度にレアなうまい日本酒を出してくれる演劇」があったとして、日本酒目当てで来てくれるお客さんが半数いたっていいじゃない。「演劇に興味ない人」を演劇に引き込むために使える手段は数多あると思う。

演劇に興味のある人口が増えることで、「演劇好きのための演劇」にたどり着く人口も増えるって手筈。そんなに悪い話じゃないと思う。

ただ「どの層を演劇に引き込みたいか」は戦略だから、そこに関してはきっちり考える必要があると思う。

団体によっては「静かにみてほしい」作品をつくるところもあるし、「ゲラゲラ笑ってヤジ飛ばしてもまったくかまわない」ってところもあると思う。どの界隈が自分の客層になってほしいかはよくよく考えたい。

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