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双子と酸素療法と旅行と【突然の延期編】

前回ルンルン気分で準備はバッチリ、と言いました。言いました、が。

出発前一週間を切ってから、仁桜花が緊急入院・手術しました。

子供が旅行前に具合が悪くなる話は度々聞きますが、早速その洗礼を受けるとは……
しかも、普段から具合が悪い場所ではなく、忘れた頃に突然やってきたアイツだったのです。

鼠径ヘルニアの嵌頓です。

生まれてからの入院中に、臍ヘルニアと右の鼠径ヘルニアは手術をしたのですが、それから約一年、すっかり忘れた頃に……入院4日前に診察した主治医も、緊急入院した仁桜花を見て「みんなが忘れた頃に来ましたね……」と申し訳なさそうに言っていました(苦笑)。

木曜日の昼間から何やら機嫌が悪く、夜の入浴で鼠径部が腫れていることに気づき、これはおかしいのでは? と思った後、深夜に嘔吐を繰り返して「ヤバイ!!」となりました。
ぐずり続ける仁桜花を抱っこしたりバウンサーでゆらゆらさせたり……パルスオキシメーターがアラート音を出しっぱなしにする中、何度か気絶するように寝てました……
水曜日は訪問看護でお風呂に入れてもらったので、木曜日以前にどうなっていたかがわからないのが悔やまれる。
ともかく、金曜の朝イチにこども病院に電話すると、「発熱があるので(夜中は熱はなかったが、朝に39度まであがった)感染症の可能性があるので、一旦かかりつけ医に見てもらってください」と言われて、近所のかかりつけ医に行きました。
予約外の診察でしたが、仁桜花が普通の子とは違うのと、緊急性があると判断してくれて、すぐの診察になりました。
かかりつけ医も「嵌頓の可能性があるのでこども病院に連絡します、すぐに行ってくださって大丈夫です」と言ってくれたので、入院に必要そうなものを車に乗せて、こども病院に向かいました。
主治医と外科の先生が待っていてくれて、すぐに入院の手続きをして手術にします、とのこと。
この場合一番心配なのは腸が壊死しているかどうかで、時間がかなり経過しているので(目安は8時間と言っていた気がする)可能性が高いとのことでした。

結果としては幸いに壊死はなく、腸の表面だけが痛んでいたので、そこの部分だけ取ってカバーする処置になりました。切り取って繋げる処置より、予後の心配は格段に減ります。
これは不幸中の幸いでした。

ちなみに片方の鼠径ヘルニアをやった場合、対側のヘルニアが起こる確率は2割程度だそうです。

手術の待ち時間中に、酸素ボンベ屋さんに電話をして「すみません、行けなくなっちゃいました……」と連絡。「次の日程が決まったらまた連絡してくださいね!」と言っていただけたので、またすぐ電話します!(笑)
それから、4日後に脳外科病院でMRI検査があるので、そちらにも入院しちゃいましたの連絡。退院して落ち着いてからまたご連絡くださいとのことでした。

でも検査日当日にMRIの看護師さんから「今日は仁桜花ちゃんの検査の予定なんですが〜」って電話が来ました。末端まで伝わってなかった(笑)。
そして、入院中に脳外科の先生が定期外来でこども病院に来たのでついでに見てもらったそうです。診察の結果、問題なし(笑)。

そして、現在はすでに退院し、入院前よりも、もりもりミルクを飲むようになりました。どうしたの、何があったの?(笑)
このままたくさん飲んで、早く大きくなってほしいです。

さーて、また最初から旅行の準備をやり直さなければ。
まずは診断書の申込からですね!

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