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ニップル開通

左乳首にピアスを開けた。
願いを叶えるために動けるのは、いつだって自分自身だ。
舌ピを開けたピアススタジオから毎年誕生日にお祝いの言葉と割引券が届く。毎年、もう開ける予定ないけどなあ、律儀だなあと思っていた。然し乍ら、今年ほど待ち侘びた時はなかった。12ヶ月連続リリックビデオ企画を完遂したらタトゥーとニップルを開けると決めていた。一生モノのタトゥーをこの身にこの皮膚に刻み込んだ私に、怖いものなんかない。安定しないかもしれない、いつか塞ぐかもしれない。でも、自分への御褒美にニップルを開けるという事実が、経験が、私には必要だった。焦がれて焦がれてやっと自分に許可を出せた。本当は許可なんていらないのにね。自分を制限するのも自分自身であると常々思う。

14:00に予約、14:15退店。
懇切丁寧なアフターケアの説明を受け、ストレート(真っ直ぐな形)かカーブ(曲がっている形)かは乳頭の形状を見て施術する方が決める、とのこと。むむむ。一目惚れしたウサギのニップルはストレートだなあ。
ストレートがいいなあと思っていたらストレートでした。
印を描いて施術。
叫んでもいいですからね♡今まで開けたピアスでいちばん痛いですよ。とお声がけいただき、ビビりながら台に横になる。脱毛の時みたいに噛み締めるハンドタオルを用意すれば良かったなと思いました。
シンプルに1番痛い。開けるのは一瞬で終わるけど安定するまでが1年くらい時間が掛かるそう。それまで自分で着脱できないとのこと。まじかい。前述したけど、ウサギのニップル用ピアス買っちゃったわよ。開けてから買えば良かったかしら。でも付けなくても手元にあれば幸せだからそれはそれで良いの。
安定は半年〜1年くらい。毎日2回、朝夜にケア。
せっかく開けたから大切に守りたい。
3月に控えているラブホ女子会撮影ではシンプルで無骨なピアスで臨むけど、来年はウサギのニップル用ピアスで撮影出来たらいいな。
ニップルを開けたことを友人に報告し、調子に乗って撮った動画を送信。ニップルを開けた!見て見て!!と言える友達がいるのって幸せなことだななどと思いました。舌ピを開けたり、タトゥーを入れたり、ニップルを開けたり、自分のことをどんどん好きになっちゃうし、大切にしようって思うようになれるな。
しかし痛い。
我慢出来ない痛みじゃないけど、じわじわずっと痛い。
女性は生理前にぐずついて生理後に落ち着いたりすることもあるんですって。
経過を観察しつつケアをしつつ、育んでいこうと思います。

1/22.追記。
以前から身体改造と美容整形、そこはかとなく親和性を感じていた。言葉で表現するには拙すぎるが、美容整形から身体改造に興味を持ち、実践する人がいても不思議ではないのでは、と信頼できる人に話していた。
今回ニップル開通を通して、身体改造も美容整形も、自分自身に課金する、自然ではなく意図的に自分に施術することを選ぶ、という共通項がある故、そういった思考に辿り着いたのかしらと思った。そんな気づきがあった。ただそれだけ、でも自分で気づけて、納得できて良かった。


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