迷わず届く音楽。

今回はこちらの曲。

正攻法/SUPER BEAVER

愚直という言葉がこの上なく似合うバンド、SUPER BEAVER。彼らがその闘争心とレジスタンスを見せつけた楽曲。それがこの「正攻法」です。

ちなみに、「正攻法」の単語の意味は、奇計・諜略などを用いず、正面から正々堂々と攻めるやり方。

歌詞、演奏。どれをとっても、まさにこの意味を体現していると感じます。

歌詞の一部です。上段にある、「正直者は馬鹿を見る？噓つきの言葉は信じない」というフレーズ。楽曲の幕開け、締めに使われています。徹頭徹尾、変わらない意思を示していることが分かります。

また、「再放送のドラマより 一発勝負のドキュメント」の言葉選びもすごい。背水の陣をここまで分かりやすく対比として表すことができるなんて…！

演奏も少しダークな曲調ながら各パートの音がひしひしと伝わります。その暗然に歌詞が相乗することによって、言葉の熱が際立つのです。まるで黒色の画用紙に赤色の絵の具を垂らすとその紅が際立つように。
ベースを齧っている自分にとっては、ベースの音作りといいフレーズといい、SUPER BEAVERの中でも特に見せ所がたくさんある、聴いていて楽しい楽曲です。

音源でもその熱さは十分伝わりますが、ライブだと、よりその激情は磨きがかかります。
SUPER BEAVERのライブは、ぶーやんことVo.の渋谷さんのまっすぐなMCが魅力的です。この「正攻法」が披露される前のMCは特にめらめらとする感情を惜しみなく出しています。

MCの内容、渋谷さんの言葉をを嚙み締めた後での正攻法。セットリストの中で、意味を持つ正攻法。これはライブに行かないと体験できません。ぜひ見ていただきたい…！

ちなみに、こちらの動画ではまさにその「正攻法」が披露されるまでのMC～曲披露の一連の流れを見ることができます。いつ見ても鼓舞される！

ひたすらに交じりっけなしの信念を感じる、そんな一曲です。

MVもシンプルかつカッコイイです。

閲覧ありがとうございました！