生成した画像をアップスケールしたい

Stable Diffusionで画像生成を行う際、いきなり大きいサイズで生成を行うとVRAMをバカスカ食ってしまい最悪メモリ不足で生成失敗することがよくある。
そんな事態を回避する方法として、t2iでは小さく出しておいてi2iでアップスケールするやり方がある。
本noteでは、Tiled Diffusionという拡張機能を用いたアップスケールのやり方を備忘録として残す。

Tiled Diffusionを用いたアップスケールのやり方

前提条件

• Stable Diffusion WebUI がセットアップされている

• Stable Diffusion WebUIの日本語化が行われている

Tiled Diffusionのインストール

WebUIの拡張機能タブを開き、「URLからインストール」に以下URLを指定してインストールする。

https://github.com/pkuliyi2015/multidiffusion-upscaler-for-automatic1111.git

インストール後にWebUIを再起動(≠ページリロード)することで拡張機能が有効になる。

アップスケール手順

1. WebUIのi2iタブを開き、アップスケールしたい画像をドラッグアンドドロップする。

2. プロンプト、ネガティブプロンプトは生成に使ったものと同じものを指定する。

3. サイズ変更方式を変形、ノイズ除去強度を0.5に設定する。幅と高さ、サンプリングステップ数、サンプリングメソッド、CFGスケール、シードは生成時の設定を使う。

4. Tiled Diffusionの項目を開き、以下設定を行う

   • 有効化 にチェック

   • 現在の画像サイズで上書き にチェック

   • Methodは「Multi Diffusion」を指定

   • アップスケーラー、倍率はお好みで指定

5. Tiled VAEの項目を開き、以下設定を行う

   • 有効化 にチェック

6. UI右上の生成ボタンを押下

画像つき詳細手順