ロゴに込めた想い

ショップ名とロゴに込めた想い

ショップ名とロゴというのはとても大事なので、1ヶ月くらいかけて決めました。
そこには当店のこだわりがぎっしりと詰まっているのでご紹介します。
ちなみに、当店をご存知ない方のためにショップのコンセプトをお伝えしておきます。当店は "軽さと彩りにこだわった着け心地の良いアクセサリー" をコンセプトに、主に紙でアクセサリーを制作しています。

ショップ名を決定するまで

作家として活動し始める前、大きなハンドメイドイベントに行きました。
パンフレットに並ぶショップ名。それはローマ字で埋め尽くされていて、読み方が分からない名前も多かったです。
視線を流していって自然に目が止まるのは日本語のショップ名でした。
そのため、自分のショップ名は日本語にしようと決めました。
ローマ字のショップ名が悪いと言っているわけではありません。ただ、私はハンドメイドの全盛期から遅れて開始することになったので、多くのショップに埋もれないように少しでも印象に残る工夫が必要だと思ったのです。

最初は「彩」という漢字をショップ名に入れようと思っていました。彩り豊かな作品にしたかったですし、私の名前が彩なので。
彩を含めた案をいくつも上げていきました。"彩かざり"、"彩ふ(いろう)"など。でもちょっと堅すぎたり古風過ぎる感じがしていました。
それに、漢字だと「あや」と読むのか「いろどり」と読むのか分からないというのもあり、やはり読みやすく覚えやすい名前にしたかったので彩という漢字を入れるのはやめました。

そこで、平仮名の「いろ」をベースに考えることにしました。
"いろつむぎ"、"いろかさね"、"いろあわせ"など。
でもそうやって考えている内に、夫から
「作品の見た目のことじゃなくて、もっとどういうブランドにしたいかというコンセプトを伝える名前にした方が良いんじゃない?どういうお店にしたいの?」
と言われて、自分の考えを改めて夫に伝えました。

人の服装・雰囲気・生活・思い出にはそれぞれのカラー(色)がある。そこに彩り豊かな物で新たな色を添えて、生活を彩りたい。
カラーセラピーという言葉があるように、色には人の心を動かしたり、人の印象を変える力がある。身に着けるだけで気分が明るくなるような作品を作りたい。

そういった想いを伝え、改めて二人でショップ名を考え直しました。
そして夫から「"いろといろ"はどう?」と言われました。その丸くて優しい響きが心地よく、良い!と思いました。
それから私が
「"と"を平仮名じゃなくて"to"にしたら、"t"がプラス記号みたいで、"いろ+いろ"みたいになって良いんじゃない!?」
と提案し、ショップ名が決定しました。
皆さんの色に新たな色を添える、というコンセプトと「いろ+いろ」がとても合っていて、とても気に入っています。

ロゴを決定するまで

ハンドメイド作品だけを集めたショップに足を運んだとき、作品だけがずらっと並ぶ店内で印象に残った作品はデザインが良いのは勿論のこと、台紙や名刺のロゴにイラストを用いているものでした。
多くの作品がショップ名だけを印字しているので、意識して「読もう」と思わない限りは印象に残らないと感じました。
シンプルでショップのコンセプトが伝わる、印象に残るロゴを作ろうと決めました。

"軽さと彩りにこだわったアクセサリー"という明確なコンセプトがあったので、ショップ名を決定する前からある程度のイメージは出来ていました。
心地良さそうな女性の横顔、耳には軽さを感じさせる羽をモチーフにした鮮やかな耳飾りが揺れて・・・というイメージがハッキリと浮かんでいました。
ロゴは白黒であっても認識できるデザインにしないといけないと言われていますので、羽モチーフの耳飾りは羽1枚1枚を少し離してデザインしました。

ショップ名のフォントは、優しく和を感じるフォントを採用し、"t"を"+"にしました。
夫にも見てもらいながら色々と全体のバランスを試していたとき、"+o"が丁度女性の首の下に来ると、ネックレスのように見えるという話になり、+とoを少しずらして、よりネックレスに見えるようにしました。

こうしてショップ名とロゴが完成しました。

さいごに

イベントに出ていると「このロゴどこかで見たことがあるような気がする」と言っていただけることがたまにあります。minneやCreemaなどで何となく作品を見ている時だったのか、他のイベントで看板を見かけたのか分かりませんが、意識して見ていなくても記憶の中に残るロゴが作れたというのは本当に良かったなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
当店では160色超から選べるセミオーダー商品を販売しております。是非あなたの色を見つけてください!


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名前の由来

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