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まいにちノート1

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毎日10分で書く日記です(と言いながら帰り道に30分ぐらい書いてる)。 #毎日更新
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クリエイティブ・クラスのための京都観光案内

クリエイティブ・クラスのための京都観光案内

先日、東京から来たデザインチームの二人を1日かけて案内する京都ツアーを行った。この日のテーマは「京都市内で、海外からのクリエイティブ好きな旅行者に気に入ってもらえそうな場所」。

いわゆる観光地はほぼ全部外した意欲的なプランである。好評だったので旅程表を紹介する(実績ベース、一部省略)。

写真あんま撮ってなかったので、ハッシュタグ検索で見つかったinstagramを各方面からお借りしてお送りしま

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パール・バック『大地』(一)は人生の教科書だった

パール・バック『大地』(一)は人生の教科書だった

お前たちも、土地さえ持っていれば生きてゆけるーー誰も、土地は奪えないからだ

パール・バックの『大地』1巻は、清朝末期の中国に生きた農民、王龍(ワンロン)の物語だ。ピューリッツァー賞とノーベル賞で高く評価されている本作だが、翻訳の質もきわめてよく、ぐいぐい読める。

100年以上前、「農」で生きていく人々のくらしを現代に読み替えながら、『人生の教科書』として読んだ。唸ったポイントを紹介する。

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メンバーズボイス

メンバーズボイス

本日、稲盛財団プロジェクトの制作事例記事が公開された。

「メンバーズボイス」は5分ぐらいで書いたのだけれど、この欄で試みたのはクライアントの圧倒的なファンになるというプロジェクトの関わりかた。技術的な強みや「がんばったこと」ではなく(そういう訴求も全然いいと思うけれど)、PMとしての距離のとりかたが、これからの仕事のマッチングに効くかも?と考えた。

先日、KYOTO EXPERIMENTでウィ

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8歳と京都のアートフェスBORDER!へゆく

8歳と京都のアートフェスBORDER!へゆく

京都みやこめっせで開催されたアートフェス BORDER!2019 by SHAKE ART! に3年生の娘と行ってきた。

アート系イベントがあると、つい子連れで行ってしまう今日この頃。BORDER!はマルシェ(物販)中心&クレヨンづくりなどのワークショップもあり、小学生にも程よく楽しめるイベントだ。8歳が気に入ったポイントを中心に、イベント2日目の模様を紹介する。

ライブペイントひときわ目を引

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広間のピアノを

広間のピアノを

京都精華大学の学食がある建物(悠々館)の2階には、1台のグランドピアノが置いてある。

今日通りかかったら、弾いている学生さんがいた。上手い、というよりは、ぽつぽつ弾いてるという感じだったけれど、ひとりで長いこと向き合っていた。ピアノが置物じゃなく、生きて使われている空間はいいなと思った。

誰でも弾けるように置いてあるピアノを、あえて弾こうという人は、どのくらいいるのだろうね。ひとりで弾いてる子

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みんなが行くほうに行かない

みんなが行くほうに行かない

8歳娘を連れていった京都水族館で。

娘はチンアナゴの餌やりタイムを見ていた。スタッフの女性がざっと説明して、チンアナゴの水槽にホワイトシュリンプ(オキアミみたいな小型甲殻類)を投入する。水槽を囲むように集まった数十人の親子連れが、チンアナゴのエサを食べる様子を眺める。スタッフの方は一通り説明すると、隣のニシキアナゴの水槽に移って、説明とエサやりを続ける(チンアナゴは点々でニシキアナゴは縞々)。一

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SFじゃなきゃ託せないこと #本棚をさらし合おう

SFじゃなきゃ託せないこと #本棚をさらし合おう

「これからもずっと、何回も読んでいくだろうな」と思える本は、どれだろう。

わたしの場合、538冊を収録するKindleのバーチャル本棚を見渡してみても、そんな作品は多くない。そして、大事にしたい本は、国産SF小説に固まっていた。

「SF」と呼ばれるジャンルの境目はかなり曖昧ではあるけれど、現実と少し(またはかなり)違う世界設定を踏まえた近未来の物語を、かりにSFと呼ぼう。

なぜSFをわたしは

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視点の数だけ物語が深まる:『視差小説』の世界

視点の数だけ物語が深まる:『視差小説』の世界

ひとつの物語に複数の登場人物がいる。このとき、ものごとのとらえ方は、キャラクターの数だけ存在する。その「視差」があるから、「B面を誰か書いてくれないか……!」という切なる気持ちが生まれるのだ。

まったくおなじシーンを、ふたりの異なる主人公の視点で描いた作品を発表し、その試みを「視差小説」と呼んだのは、米国のSF作家オースン・スコット・カードだ。映画化もされた『エンダーのゲーム』(1985)に登場

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【自主お題企画】わたしの好きなnoteの帯コレクション 略して #おびコレ 参加のお誘い

【自主お題企画】わたしの好きなnoteの帯コレクション 略して #おびコレ 参加のお誘い

noteをtwitterに共有する時、数十文字、書けるスペースがありますね。

ここも、表現の場であり、創造の場なんです。感想を書いたり、フレーズを引用したり、考察を加えたり、詩を綴ったり……

この「twitterシェア時につけるツイート主独自のコメント」を、書籍カバーの帯になぞらえてnoteの帯と呼び、帯の世界と可能性を探究してみよう、というのが、【自主お題企画】わたしの好きなnoteの帯コレ

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『海で泳ぐように』 第2回 #note酒場 個人的ハイライト

『海で泳ぐように』 第2回 #note酒場 個人的ハイライト

第2回 #note酒場 に参加しました。

実は今回、参加者リストから会いたい人をピックアップしたら50人ぐらいいまして、逃さないようにGoogleKeepのチェックリストにまとめておいてお会いしたら消す、というのをやったんです。

チェック入った人=会えた人が48人いたので、急用で来られなかった方を除いて、かなりお会いできました。
#note酒場でやりたいこと としてこんなこと書いてたんですけ

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【予告篇】第2回note酒場「中休み企画」こんなLTします

【予告篇】第2回note酒場「中休み企画」こんなLTします

今週末に迫る #note酒場 ですが、先んじて『中休み企画』の発表準備が整いつつあるのでスライドを先行公開しちゃいます。

あれです、クライアントMTGに向けてアジェンダを事前送付する的なテンションでお送りします。Slideshareにアップしました(ちと解像度低め)

じゃん。

8枚です。尺5分ぐらいだよね?

『noteの帯を書く』の話をするんですが、帯の件は別にわたしの造語でも発案でもな

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わたしの好きなnujabes(変化球) #プレイリストをさらし合おう

わたしの好きなnujabes(変化球) #プレイリストをさらし合おう

軽くハッシュタグのやつに乗ってみます。Nujabesしばりで3曲選んだんだけど1曲しかSpotifyにないので、オフィシャルじゃない映像もあるけど紹介しちゃいます。CD買おう。

まもなく10周忌を迎えるNujabesですが、20代の頃からほんとうによく聴いていた。メジャーどころの楽曲は錦織圭選手のコンピを買っていただくとして……

ちょっとちがうやつを。

Lamp / haruka nakam

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自分の弱みと上手に向き合う方法:cotree『アセスメントコーチング』体験記

自分の弱みと上手に向き合う方法:cotree『アセスメントコーチング』体験記

これまで「強みを伸ばす」方向で生きてきたのだけれど、30代半ば、いろいろ責任を持って立ち回る段になると、弱みをそのまんまにできないという悩みが出てくる。

たとえば、自分の場合

詰めが甘い

という短所が色々露呈してきていて(大丈夫かPM……)、ここ1年はなかなか仕事上厳しい場面も多かった。こうした「苦手な場面が避けられないストレス」は、無意識のうちに自分に強くブレーキをかける。

そんな折、c

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スーパー山田屋「PayPay払い 」初回の感想

スーパー山田屋「PayPay払い 」初回の感想

先日キャッシュレス導入のニュースをお伝えしたスーパー山田屋京田辺店、10月を待たずに一昨日9/27(金)からペイペイが利用可能になっていた。

この「まあ準備できたし」っていう余裕の前倒し、とてもいいと思う。店員さんもお客も練習できるしね。

流れはこうだ。

①客が「ペイペイで払います」と伝える

②普通にレジを通し、金額が確定する

③客がPaypayアプリの「スキャン」で、レジレーンの入口(

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