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illyの #おびコレ vol.01 : 呼応するメタファー

「twitterシェア時につけるツイート主独自のコメント」を、書籍カバーの帯になぞらえてnoteの帯と呼び、帯の世界と可能性を探究してみよう、というのが、【自主お題企画】わたしの好きなnoteの帯コレクション 略して #おびコレ です。

主催者です。10月末まで、切り口を変えて小分けにしていきたいと思います。

第1弾は《呼応するメタファー》、比喩表現に着目して、いいなと思った4本をご紹介。

水心

Ato Hiromiさんから、わたしへ。note酒場レポにつけてもらってめっちゃ嬉しかった。「海で泳ぐ」というたとえでまとめた本編に対して、「すいすーいと」、綺麗に呼応して拾ってくれている。そんで、ダイバーが日本酒で給水するっていう絵を想像するのがおもしろいw。

メタファーには凝縮力がある。タイトルにメタファーがうまく入るとハマるし、それを帯で拾うと「いちばんいいたいこと」がよく出るように思う。


打ち寄せる波

こっこさんから、奥村まほさんへ。

「揺れるさざなみのような」、絶妙にテイストをとらえていると思う。大波のようなエネルギッシュさもありうるし、夜の海のような静けさもありうる中で、絶妙なつよさの表現。

よっぽど気に入ったのか、おくまほのプロフィールが《揺れるさざなみのような文章と、おでんのように染みる文章を。》になってる!こういう呼応も、帯から始まるコミュニケーションとして、嬉しい。


ペットは……

サカエ コウ。さんから、高嶋イチコさんへ。クズエモい元作品のテーマである「ペット」という表現を、掘り下げて解釈し、意味をひろげるアプローチ。この掘り下げは、コウさんならでは。

メタファーは、ぜんぶ言いきらないものだから、そこに解釈の余地がたくさんある。元作品のメタファーを、どう読んだか?


ガトリング

嶋津亮太さんから、Saeさんへ。たたみかけるような妄想の連なりを「ガトリング式」と形容(機関銃のこと)。文字数の限られる帯の中で、ピンポイントのメタファーを新たに導入して、みごとに作品のユニークなところを言い当ててる感じ。立体的になっていく。


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こんなふうに小分けにする作戦で。vol.02《シンパシーの温度感》、近日公開予定です。ゆっくりじっくり集めましょう〜


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