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旅とスーパー

京都から大分・別府に来ている。研修の帰り道、ふと通りすがりのスーパーに寄ってみた。マルショク流川通り店。ここは九州勢の大手・マルショク/サンリブグループの中核店舗らしい(Wikipediaおもしろい)。

遠方のスーパーに行くと、並んでいる野菜の産地の違いにまず驚く。当然のように圧倒的に九州産が多い。お肉は「国産」とくくってあってよくわからない。鮮魚も輸入物が多めであまりわからない。牛乳とお酒は、地域性が出る。

それよりも、あらためて感じるのは、食品コーナーの「均質性」の凄味だ。STYLE ONEブランドもいうのもあるが、全国で流通する「定番食品」が並ぶ食品の棚は、京都も、東京も、別府も、正直大差ないと思った。多少の地域性はあるし、製造工場が違ったりするけど、正直日本にいたら、たいがいの食品は、同じパッケージと同じ品質で、手に入る。

高品質な食品の安定供給という側面。あたりまえすぎて見失ってしまうけれど、その基盤があっての「地域性」なのかなと思った。

宿の宴会が迫っていて、地場メーカーの85円の烏龍茶を一本だけ、記念碑のように購入してお店を出た。旅先のスーパーマーケットでの出会いに、これからもほのかに期待する。

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