凪とPの一幕

凪 「おや、お疲れですか、P。まぁだいたいいつも疲れてますね。しかし、いつもは湿気た海苔くらいの所が今日は日の経ったすだちのようだ。」

P 「徳島名産だな、ホームシックなのかいベイベー?」

凪 「ベイベー……オイオイよしてくれよ、こんなホットな会話聞かれたら勘違いされちまうぜ……いや、ないな。まぁ凪の第二の故郷を感じつつアメリカンができるなら余裕綽々駅前徒歩15分というところか。」

P 「あー……どっから突っ込んだら良いかわからんくらいには疲れてるみたいだわ。」

凪 「なんと。それは良くない。凪の会話について来れるのははーちゃんとPくらいなのに。あ、あと最近りあむさんも突っ込んでくれるようになりました。やったぜ。」

P 「颯にりあむか。そうそう、最近新人ちゃんが増えたでしょ。合わせてライブも進行中だし、ちょっと仕事が多いのよ。」

凪 「なるほど、凪たちがお荷物になってしまっていたか……。」

P 「いや、まて、違うぞ。俺はお前たちアイドルのプロデューサーだ。背負っているのは荷物じゃない、お前たちアイドルで、お前たちのこれからなんだ。だから俺はどこまでも頑張れる……ってまぁ、疲れてるって言っちまったしな……説得力ないか……。」

凪 「……うーむ……これがPの本気……。その眼力と相反する隙で幾多のアイドルが陥落したのか……。わかりみ、です。不覚にも凪のやる気は10UPした。」

P 「不覚なのかよ……ていうか10ってどれくらい?」

凪 「そう、Pだけ頑張っても凪がそれに応えられなければ意味がない、ですね。とはいえ、お疲れのPは休んでください。駅前徒歩3分になるくらいには。」

P 「うん、ありがとう。さっきもだけど、それどういう例え?あと10ってどれくらい?」

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