1分でわかる『「デザイン思考」を超えるデザイン思考』

どんな人にオススメか?

「デザイン思考」を超えるデザイン思考』は、「デザイン思考」の2つのタイプについて書かれた本です。

「デザイン思考」について説明できない人、「デザイン思考」と聞くと「ユーザー中心デザイン」が思い浮かぶ人にオススメです。

以下、学んだこと。

1.デザイン思考の目的

背景として、デザインファームは25年ほど前から「genius」頼りではなく「Group」でデザインをするようになり、デザインの対象としてビジネス上の問題解決も扱うようになった。(designではなくDESIGNと呼ばれるようになってきた)

その天才頼りではない「Group」による「DESIGN」には、再現性のあるプロトコルがあり、それによって、異分野の人々も「DESIGN」できるようにするのが「デザイン思考」である。

2.デザイン思考は何をやるか?

デザイン思考には、改善改良のためのデザイン思考「DTn(Design Thinking driven by needs)」と、イノベーションを生むデザイン思考「DTf(Design Thinking drive by frameworks)」の2つがある。

前者の場合は、ニーズの本質を捉え、多くのアイデアを出し、それを絞り込む(ニーズ→アイデア→フレームワーク)という流れ。

後者の場合は、既成概念を構造化し、作り手のバイアスを見つけ、それを破壊するアイデアを生み、そのアイデアにニーズを付加する。(フレームワーク→アイデア→ニーズ)という流れ。

「DTn」の方針は、ユーザー中心デザインそのものであり、「ニーズの本質を満たす」ことを目的とするが、それはイノベーションの要件を満たすとは限らないため、「DTn」は改善改良の手段として有用であり、イノベーションを起こすのであれば「DTf」が有用である。

3.デザイン思考はどうやるか?

●DTnの3ステップ

- 1.ニーズの本質を掴む:行動観察調査、同一体験をするリブ・ザ・ライフなど
- 2.アイデアをたくさん出す:ブレスト、プロトタイピングなど
- 3.アイデアを絞り込む:ビジュアル化、顧客体験分析、ユーザーテスト、既存の分析的フレームワークなど

●DTfの3ステップ(ブレスト版)

- 1.「I2I(Idea to Idea)」。全員でアイデアを出し合う。
- 2.「P2I(perspective Idea)」。アイデアの「切り口」という抽象概念を可視化し、それをベースにさらにアイデアを出す。(例えば、「このアイデアは子供向けを大人向けにしたのが面白いね」→「じゃあ対象年齢を変えてアイデアを広げよう」)
- 3:切り口を組み合わせて構造化し、既出のアイデアをマッピングし、バイアスを明らかにする。(例えば、「対象年齢が0:100」の横軸、「価格帯を安い:高級」の縦軸を作成して、アイデアをマッピングする)
- 3+:バイアスを破壊し、マッピングされなかったところを狙い、新たなコンセプトを生み出す。(「対象年齢が0で、高級品」とは何か、を考える)。最後に、後付けでニーズを付加する。

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ばっこ

デザインは何の役に立つのか

事業成長に貢献?イノベーション?デザイン思考? 当面は、サービスデザインやUXデザインについて学ぶ。 本から学んだこと、実践して気づいたこと、使用した手法やツールについて。
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