見出し画像

針の筵

僕の醜さを嫌う者達が

地上に

足を触れる事さえ

許さなかった

浄化の炎で

其の身を焼いてしまえと

神聖な蠟燭の炎で

僕の身を炙る

歪に膨らんだ水疱が

身体を侵食する

爛れた皮膚が腐り臭いだした

僕の意識も身体から

剥がれ落ちて逝く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?