2023年の振り返り

2023/12/31

 こんにちは、伊左衛門です。2024年に入ってかれこれ6日経ちました。年末年始は忙しくて振り返りを書けなかったので、今さらではありますが2023年の総括をしていきたいと思います。

 2022年の総括では「今年以上に楽しい1年を送れるのでしょうか」と書いてました。それほどに充実した気分になっていた2022年。それから1年後の今、果たしてどうだったでしょう。まずはそれぞれの月を振り返ります。


1月
中・高・大、それぞれで仲良くなった友人たちと目まぐるしく遊びにいった。そして記録的な雪が地元を覆うなかヨルシカのライブに行き、サイコロきっぷで山口を旅した。

2月
就活。ずいぶん遠い過去のように思える傀儡のような日々。自己分析してES作成、説明会と適性検査を受けて面接、ひたすらに辛かった時期。あとは東京まで落語を見に行ったり、ワンオクのライブ、映画『ブルージャイアント』がおもしろかったくらい。

3月
就活佳境。脳みそは就活のことしか考えていなかった。その状況を楽しんでいた記憶があったが、今思い返しても異様な期間。ただまっすぐ惰性で歩いてきた道に爆弾を投下された感覚だった。いろんな理由をつけて就活をして、気分転換にと夜中に車を走らせて呼吸する。これが今年の出来事だとは到底思えない。

4月
就活終了。本命の企業から内定をもらった。今でもこの選択肢で良かったのかは疑問で、とにかく果てしなくクソな時間だった。熱量をかけすぎたことで謎の虚無感に襲われる。挑戦だと言ってなぜか7連勤するがなにも楽しくない。

5月
今後の予定を立てたり、いろんな情報を本格的に吸収し始めた月。そして人間の難しさと自分の思慮の浅さを認識した。2022年初頭から動き始めた人生で、徐々に良い方向に進む思考回路がこの月を境にさらに良くなったと感じる。

6月
名古屋、東京、そして韓国へ。「上半期などなかった」そう思える下半期のスタート。一人旅にはじめて挑戦してから1年が経った。挑戦するたびに求めるものがお大きくなり、これから怒涛の6ヶ月が始まる。はじめての一人海外に韓国を選び、国内旅行とは勝手が違うため悪戦苦闘した。徐々に慣れていきながらカジノでしっかり負けた記憶だけが鮮明に残っている。

7月
最低で最高の人生。韓国に行ってからどうも喪失感が拭えない。旅の非日常からの回帰はどうも虚無を呼び起こす。1、2回生の旅も知らない自分はどうやって日々を送っていたか思い返すと、どうもくそな思い出しかない。自分の中で上がったハードルは、さらに向こうの景色を求め続けていた。そんな時にふと「日本一周の旅に出よう」と思った。初めて一人旅に出た時からうっすらと、それでいて一際輝きを放っていた国内旅行の終着点。人生が変わリ始めたきっかけが教授の言葉ならギアを2速に入れたのはこのタイミングでしょう。もう止まれないし止まらない。そして来る21日、愛する京都を離れて長い長い旅を始めた。そして、この旅を機に2年続けたバイトを辞めた。ともに働いた従業員の方々と別れるのは寂しかったが、残りの大学生活はいろんなバイトをやりたかった。その衝動を抑えられなかった。

8月
きっと夢だった。旅の記録はさんざんブログにあげたので割愛するが、ひたすらに長い夢を見ていた。ロードマップを立てて、訪れる場所すべてに感動し、出会いの素晴らしさや置かれている環境にただただ感謝していた。意味を、理由を、価値を、、、とにかく五感研ぎすませて目の前の一瞬を見つめ続けた。日本を半周したあたりで一度、自宅に帰ってマイメンたちとのフットサルに顔を出した。旅の感動で豊かになりすぎた感性がどうも前に出過ぎていた。大好きだお前ら。

9月
やはり夢だったな。もうこれ以上ない。これ以上なんてあってたまるか、あるなら教えてくれ。幸せなんて言葉では片付けられない、夢の中でフィクションの世界の主人公を体験した、そういうことにしとこう。無事故無違反、圧倒的なスケジューリングを2ヶ月続けて、体調不良はおろか絶好調。花火、お祭り、夏フェス、沖縄に飛んで黄昏ながらドイツ戦で20万勝って離陸。旅が終わる2日前には中学来の友人が半端ない距離から合流してきて、旅が終わる朝焼けに胸を焼かれながら込み上げる涙が抑えられなかった。日本一周が終わった翌日に高校メンで和歌山旅行に行き、星の美しさにまた乱された。長い長い旅の道中、いろんなことを考えたし本も本要約チャンネルも腐るほど見た。膨張したやりたいことと、卒論という壁に穴を開ける作業の開始となった。

10月
もう大丈夫。あれからメンタルが落ち込むことがなくなった。一度もないのではないか、そう思えるほど毎日楽しくて充実している。ゼミ、卒論、遊んで、また卒論。人生の師である喜多川さんの講演会に行った。行ってよかった。自分も他人の人生を変えるまでいかなくても、いい影響を与えれるような人間でありたい。

11月
今から入れる保険はありますか。本格的に変わったバイトをし始めた。選挙スタッフにカードゲーム大会の運営、ブックオフでくじをひたすら作ったり、カフェでコーヒー啜りながら欠員待ちしたり…… そして卒論が終わらない。それにしても終わらない。そんなことを言いながら今年を代表するもう一つの挑戦をした。東南アジア3カ国周遊旅。日本一周よりも現実味がないと言われ、過去一番苦労した旅。韓国に行ったのはこの旅の予行演習のためでもあった。こちらについても別の記事で書いたので割愛するが、これほどスリリングで精神をすり減った旅もない。不自由と自由が行き来し、未知の世界に飛び込み続けた自殺志願者のようだった。思い返してもバカだった、そしてやっぱり行ってよかったと感じる旅だった。

12月
さらに向こうへ。就活、韓国、日本一周、東南アジア3カ国旅、いろんな試練を乗り越えて、23年最後の月を迎えた。1年であらゆることが成長し、価値観はちゃぶ台返しのようだった。その集大成の月には、空いた時間は全て卒論に費やし、NISAを始めて、東京旅行2回とバイト三昧の生活だった。つめに詰めたスケジュールは、今年を振り返るエンドロールのようだった。


 端的に書きましたが、今年は2022年を大きく超えたと思います。去年の私はまさかこんなことをやるなんて思いもしなかったでしょうね。今の私でさえ、ほんとうに自分で成し遂げたことか半信半疑なのですから。今年は人として成長しすぎてもう誰かわからないとすら思います。
 先日ある友人から「高校の時と変わった」と言われました。高校から変わるのは当たり前といえば当たり前ですが、変わっていることを実感できるのは嬉しいことです。
 日本一周前と後で私が何かするときの反応も変わったように感じます。「日本一周してくる」と言ったら「無理だろ」とよく言われました。しかし、最近では何かすると言うと「気をつけろよ」と言われます。これだけのことを達成すると、周りの中にある私のイメージも強制的に崩れていくのでしょう。

 年間の総括をしていると、人が1年でできることは想像よりずっと多いのだと感じます。上半期の記憶は就活くらいで、メンタルの浮き沈みが激しかった。それが下半期には韓国、日本一周に東南アジア旅というぶっ飛び具合。人格形成に異常をきたしたのではと思ってしまう変貌ぶり。そして強いメンタリティを獲得し、やりたいことのスケールも大きくなってきました。今はなんでもできそうな万能感に包まれていて、ただただこの世界が心地いい。
 去年がMAXだと思っていたけど、今年が去年を丸ごと飲み込んでしまった。こんなに素晴らしいことがあるのだろうか。来年はどうだろう。このまま突っ走れるか。足は、体は、まだまだ動くだろうか。

 新しいことに包まれた1年。就活は辛かったかと言われればそうでもない。21年生きてきた自分の過去にがっつり向き合えたし、将来について考えすぎてパンクしそうになった。果たして何回信楽に行っただろう。今年はずーーーっと考えてたし、情報が枯渇するまでひたすら情報を脳みそに流し込んでいた。
「フェルミ漫画大学」
「中田敦彦のYouTube大学」
「サムの本解説ch」
「学識サロン」
「ひろゆき」
「ホリエモン」
「メンタリスト DaiGo」
「成田悠輔」
「マコなり社長」
「本田」
「孫正義」
「アバタロー」…
 …他にもたくさん、たくさんすぎて数えきれない方々の動画で勉強して落とし込んできた。そんな1年で、今年はとにかく出会いがたくさんあった。私のコミュ障はどこにいったのか、過去からは考えられないくらい初対面に強くなった。顔を上げて、常に笑顔で、そしてワクワクする方に飛び込めば必ず道は開ける。そう実感した。

 そして、応援してくれる親とすてきな友人たちに感謝した1年だった。ただただ感謝してる。日本一周を支えてくれたり、東京に遊びに行ったら泊めてくれたり、毎週やってるフットサルはたのしすぎるし、私の話を自分のことのように聞いてくれる友がたくさんいて幸せ。
 就職したら疎遠になるかもしれないけど、それでも今は忘れられないくらい幸せです。とにかく「今」を楽しんで、未来の道の先で笑って合流できるように進もう。そして日本はすてきすぎるし、それ以上に世界は広いこともわかった。これからの未来可能性しかない。

 ずいぶん書いてきましたが最後に一言、「最高すぎた2023年が終わりました。2024年はもっと暴れるので見といてください」ではまた。

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