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社会人2年目

社会人になってから風邪を引くことが増えた気がする。大学生の頃は風邪を引いたのも1回あるかないかぐらいだったけれど。今も恐らく風邪をひいている。熱もないし、病院にも行っていないけれど、体質で体調をくずすと手足に発疹が出てしまうから、手を見れば明らかだ。案の定、発疹が出てきていた。まぁ、ただの風邪であればすぐに治るだろう。

気が付いたら4月になっていて、社会人2年目がスタートしてしまっていた。朝の地下鉄の人数が気持ち増えたような気がする。新入社員が増えたから。その目に映るのは夢か希望か。心を躍らせているのかは分からないが、沢山の嫌なことを体験することになるだろうから、少し可哀想だ。

私の勤める会社でも新卒が入ってきた。しかしながら、特に生活は変わらない。私の下には誰も来ないから。部署も営業所も違うから接点もない。顔を合わせることもない。話すこともない。どんな人が入って来たのかは気になるけれど、嫌な先輩にはなりたくは無い。知られて嫌われるくらいなら、知られない方が余程マシだ。そもそも下に教えられるようなこともない。やる気もないから、社会人としてのマナーも伝えられない。

入社して初めて会った人との1番最初の会話をしている人達を駅で見た。何人かいる中でたまたま同じ路線なのだろう。家はどの辺だとか、最寄り駅は自分の方が遠いとか、そんな話をしていた。男女だった。そういう会話には何故か耳を傾けてしまう。盗み聞きしていると言ったら聞こえは悪いけれど、まぁ、その通りだから仕方ないか。電車を待っている間、聞いていない振りをしながら、楽しそうだなと思って聞いていた。人間の会話は意外と聞いていて面白いから。

新しいスタートを切ったが、もうとっくにモチベーションなど消え果てているから、ダラダラとまた過ごしていくのだろう。こんなことを思っているうちに3年目に入って。それまでこの会社に居られたらの話しだが。他にやることがあればいつでも辞めていい。つまんないし。

私から新社会人に言えることなど無いが、まぁ、死にたくなったら死んでも良い。逃げたくなったら逃げていい。もうどうせ会わないのだから。

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