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誰が居ても寂しい人は寂しい

行こうと思っていたお店が閉まっていた。定休日が変わったみたいだ。退社してからずっとラーメンの口だったから、他のラーメン屋に行ったけれど、なんか物足りない。やっぱり代回品では、本物は越えられないんだろうか。最初からその店の口だったら、もっと美味しく感じられたのだろうけれど。

引越しをして早いもので3ヶ月が過ぎた。大分ここの生活にも慣れてきた。まぁ、同じような生活ばかりしているせいで周りに何があるとか、美味しいお店なんかもまだ全然知らない。休日も特に家から出ないから余計に。

恋人がいても、寂しい人は寂しいですよ。ダウ90000単独ライブ「20000」のラストのネタでのセリフ。心に深く刺さる言葉だった。好きな人が居たって、寂しい時は寂しい。友達が居たってそうだ。ふと、1人を実感する瞬間に形容しがたい気持ちになる。仕事終わりにカップルが仲良さそうに歩いているのを見た時とか、大学生の男子達が楽しそうに電車の中で語り合っていた時とか。今、俺はなにやってんのかなって。1人で。

大学生の頃から1人でよく過ごしていた。休日に友達と遊んだことは片手で数えられるくらいしかない。でも、あの頃はそんなに寂しくなかったというか、1人を楽しめていたような気がする。今でも1人は好きだ。誰とも会いたくない日もある。だが、何故か1人を実感するようになってしまった。これが大人になるってことなのだとしたらあまりにも残酷だ。こんなんならなりたくはなかったが。

今度の休日、久しぶりに人と遊ぶ。本当に何年ぶりかと思うくらいに人に誘われた。誘われないか、自分から誘うかの2択だったから。休日に人に会うのも久々だ。

少しだけ自分の価値が上がった気がした。

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