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黒ビールの基礎

最近、黒ビールにハマっています。
日本では黒っぽい色のビールをすべて[黒ビール]として一括にしてしまいますが、実は色々な種類があって、それぞれだいぶ違いがあります。大まかに分けると、ポーター、スタウト、デュンケル、シュバルツの4つがあります。

ポーターはイギリスで発祥した、上面発酵(エール)タイプの黒ビールです。
ロースト麦芽を使用するため色は濃く、コーヒーやチョコレートのような香ばしさを感じることができます。ロンドン市場の運び屋に好まれたことからポーターと名付けられるようになったと言われています。

スタウトはポーターの進化形の上面発酵(エール)タイプの黒ビールです。有名な「ギネス」の創業者、アーサー・ギネスによってアイルランドで生み出されました。スタウトは英語で“強い”を意味する言葉で、強いロースト香と焦げの苦みがあります。

ポーターとスタウトはどちらもロースト麦芽の香ばしさとコクが特徴の黒ビールですが、スタウトの方がやや焦げの特徴が強めに出ている感じです。

ドゥンケルはドイツ発祥の、下面発酵(ラガー)  タイプの黒ビールです。
比較的浅めにローストされた麦芽を使用した茶色っぽい色のビールです。

シュバルツもドイツ発祥の、下面発酵(ラガー)  タイプの黒ビールです。
ただし、こちらはしっかりローストされた麦芽を使用しているので、真っ黒な色をしています。

ドゥンケルとシュバルツはどちらもラガータイプなので、すっきり飲みやすいのが特徴です。

大まかにまとめると
○イギリス発祥で上面発酵(エール)  →ポーター、→(進化)→スタウト
○ドイツ発祥で下面発酵(ラガー)   →デュンケル、シュバルツ



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