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【Yコンビネーター】起業家はだれのアドバイスを聞いたら良いか

Yコンビネーター動画第3回目は起業家はだれのアドバイスを信じればいいかという問題。起業家にとっても大切なことだと思うと同時に、信頼されるキャピタリストになるためには何が大切かもわかると思い取り上げた。

動画はこちら↓

たくさんのアントレプレナーから、誰のアドバイスを信じるべきか質問される。本や記事を読み漁り、たくさんのYouTubeビデオに目を通し、多くの人と話したけれど何が正しいのかわからない。そんなことが良く起こる。
だれもアドバイスをくれないことに比べたらラッキーなことだけど、情報過多も大変だ。

信頼できる人を決める

こんな状態のときは、信頼できる1人か2人を決めることをお勧めする。
もしそうしないで、全部のアドバイスに耳を傾けていたらそれだけで1日が終わってしまう。あなたの仕事はそれだけじゃない。
たくさんのアドバイスをもらった人がしがちなことは2つある。
1つは、自分と同じ意見の人が現れるまで聞き続けること。アドバイスのショッピングと呼ばれている。全く時間の無駄だ。
もう1つは、たくさんのアドバイスを聞き、それらを比べ、中間をとること。言い換えると平均的な決断をすること。スタートアップはそれでは機能しない。スタートアップは常にアウトサイダーであり、異端児なのだ。もし、すべてのアドバイスをいい感じにまとめた中間のようなことをしていたら最悪のスタートアップになる。

よって、数人を選ばなければいけない。
ユダヤ教の言い伝えに「Make for yourself a rabbi」というものがある。自分の師匠をつくれということだ。
選んだアドバイザーに何度も何度も質問しに行けば、アドバイザーたちもこちらの事情をより深く理解し、より良いアドバイスをくれるようになる。
あなたのことを知らない人のアドバイスはあまり参考にならないものが多い。

どうやって選べば良い?

次はだれを選べばいいのか悩むだろう。
簡単なフレームワークがあるので説明しよう。

明確にああしろ、こうしろという人はダメ

おかしく聞こえるかもしれないけど、常にYES/NOを断言する人を選ばない方が良いだろう。決断をすることはあなたの仕事で彼らがやることではない。1から10まで全部のステップを事細かく教えてもらうことは簡単だけど、それならあなたじゃなくて彼らがやれば良い。
それに、毎回YES/NOを断言する人のアドバイスは正しくないことが多い。たくさんのスタートアップを見ていると、どのスタートアップも多くの失敗を繰り返し、それぞれの道を進んで成功していることに気づく。そうすると、絶対の自信をもってアドバイスできることは少ないとわかる。1つの実験に対して成功も失敗もどちらの結果も起こりうる。たくさんの経験を通じてそのニュアンスがなんとなくわかってくる。

経験豊富なひとを選べ

もし1つの会社しか経験していない人を選んでしまうと、その人からのアドバイスはその経験に偏りすぎている場合いがあり、あなたの会社で有益でないこともある。

良い付き合いができる人

1番大切かもしれないことは、良い付き合いができる人を選ぶことだ。仲が良くない、尊敬できない人のアドバイスを重要な決断に必要とすることは良いことじゃない。
一緒につらい時期を乗り越えるられる人、楽しく話せる人を選ぼう。たとえ、厳しい状況でも彼らは良いアドバイスをくれる。

最後に

最終的な判断は起業家が下す。
アドバイスを受け入れるか拒むのか判断しなければいけない。
状況を考え、アドバイザーに頼りきりではなく、自分自身で決めるのだ。
「彼はめちゃくちゃ有名だから彼のいうことは多分正しいだろう。」そんな風に考えてはいけない。アドバイスを合理的に考え、肩書や経歴に目をくらましていけない。何度も熟考を重ね、本当にそのアドバイスを正しいと思ったらそのアドバイザーを受け入れると良い。

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