6月20日くるり解体新書2@精華大

画像1 前回はばらの花を題材に、楽曲の構成要素を分解し、どのように作られたのかを解説するというもの。そして、今回のテーマは「ありきたりのものを輝かせる方法」。題材は童謡「チューリップ」。皆が知ってるこの曲に、ベースラインをつけたり、全く違うフレーズをぶつけることで、最後には全く印象がことなるチューリップが姿を現した。まるで、幼稚園児がクレヨンで書いた絵が、3Dの映像作品になったかのような変貌ぶり。受講者達の感想も、狂い咲きやら、返り血やら、太ももに紫色のチューリップやら、捉え方は千差万別。
画像2 岸田さんは曲を作る時に、ひとつメロディを作ったらば、次はそこに逆説的なアプローチを試すそう。それを繰り返すことで、生み出した音楽のイメージを固めていくそうだ。くるりの多彩なアプローチは、地道な試行錯誤の繰り返しで成り立っていたことに気づかされた。
画像3 最後になんとトータル90トラックの新曲を聴かせてくれた。最近のライブで変な曲と話題の「リバティ&グラビティ」。オルガンのみだと、まるでドラクエ。ユザーン演奏のタブラのみでは、その表現力に聴きいってしまったが、全部合わせて聴くと混じり合って一回ではわかんないという(笑)ライブとはテンポ感も音圧も違い、CD音源とライブとのギャップをとても感じた。

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