今日のお昼、喫茶店に向かう時に、突然自分の口から鼻歌が出てきて(鼻歌だから｢鼻から出る｣かな？)、なんの歌かと思ったら、ヤマヨシのわさビーフの歌だった。

CMでやってた、今はもうやってないのかな、牛たちが出てきてテーマソングが流れるCM。歌詞を載せてみよう。

今歌詞を調べてみてビックリしたのだけど、「ズンピリ」だと思ってた部分、本当は「ツンピリ」だったんだ！　公式のTwitterを見たので間違いないと思うんだけど、確かにズンピリじゃ意味わかんない、というか意味合いが薄い。

なぜだかわからないけど、この歌が突如として鼻歌の選曲としてあがった。不思議である。人は無意識のうちに何かに影響されているから、きっと音とか見たものとか、そういうのが引き金になっているのだろうけど、その元がわからないとただただ不思議なばかりである。

家でも鼻歌を歌うことがよくあるのだけど、ひとつ、最近必ず同じ場所で出てくる曲がある。場所はトイレで、出てくる曲は「トイレの神様」と思いきや、ジェイミー・カラムの「マインドトリック」という曲。こちらも参考にYouTube載せておこう。

鼻歌というのは、基本的に突然出てくるもので、「よしこれを歌おう」と思って歌うものではない。とすると、自分でも無意識の選曲な訳で、トイレでのその決まった選曲に、僕はしばらく気づかずにいた。

それである日ふと、「あ、また、自分この歌を歌ってる」とトイレで気づいた。妙な場所での自我の目覚めである。YouTubeを聴いてもらうとわかるのだけど、曲はものすごくオシャレでカッコいい曲なので、これをトイレで歌うのは場違い極まりない。

でも、間違いなく、僕は何度もこの曲をトイレでふいに歌い出している。直前に聴いているわけではなく、最近普段聞いていたというのでもない。しばらく謎が解けずにいたのだけど、このあいだついにわかった。

いつものようにトイレで用を足していると、もはや自動的に、条件付けされた犬かのように、僕の頭に「マインドトリック」の軽快なサウンドが流れ始めた。ついで鼻歌となり「あ、まただ！」と思って目線を上に上げた瞬間にビビッと来た。

目に映ったのは、トイレの上にストックとして置いてあるトイレットペーパー。その外袋に「TOX」と書かれてある。これは確か前にドラッグストアで買った激安のトイレットペーパー。

マインドトリックのふたまわし目のサビの歌詞がこうである。

トックス！　わかってみると「なんだそんなことか」という感がすごい。歌の中ではtoxの部分が目立って聞こえる。僕はきっと無意識にトイレットペーパーの銘柄を読み、そこからこの曲のサビ部分を思い出し、それが鼻歌の選曲理由となっていたわけだ。

ということで、人間の無意識は恐ろしい。他にもよく歌う鼻歌があるのだけど、今は何も思い出せない。わさビーフの件も気になるところ。