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17 電話待ち

先日のネット不調の件の続き。サポセンの人が作業員を手配してくれるとのことで、まずは作業員から日程調整の連絡をお待ちくださいと言われた。

今日のお昼、その電話があったのだが、不具合が出ている現場は僕の部屋ではない。なので、日程調整をするには、その現場の予定を確認する必要があった。

作業員さんは代表の電話からかけてるらしく、こちらから直接作業員さんに折り返し連絡することができない仕組み、らしい。「1時間後くらいにかけ直します」と言われ電話は終わった。

電話が終わった後すぐに僕は現場の予定を確認した。あとは作業員さんからの電話を待つのみ。こちらからかけられないというのは、考えてみると不思議な仕組みである。台風の影響で問い合わせが殺到していると言っていたから、もしかしたらそのための一時的な措置なのかもしれない。

それはさておき、電話の方はというと、これが1時間を過ぎてもかかってこない。取り損ねてしまうと、次いつかかってくるかわからない。絶対に取らなくてはならない。

LINEが主な連絡手段になってから、電話をすることが少なくなったので、スマホは基本放置しておき、あとで通知を確認するという体になっている。電話から目を離すのが怖い。それは大げさにしても、困ったことがひとつあった。僕は、シャワーを浴びたい。

少し考えて、浴室にスマホを持ち込んでシャワーを浴びることにした。音が鳴ればさすがに気づくだろう。スマホは濡れないような場所に置いておけば良い。考えてないでさっと浴びてしまおう。シャワーの蛇口をひねる。

髪を濡らしてシャンプーをして、体を洗って歯を磨く。口の中が歯磨き粉でいっぱいになったところで、スマホが鳴った。まさかのタイミングだったのだが、僕は電話を取ることに必死である。口の中の歯磨きのことなど考えもせず電話を取った。「もひもひ」。

電話を取れたことに少し安心したのか、作業員さんと日程調整の話を二言三言したところで、やっと「この歯磨き粉どうしよう」と考え出した。電話をしているのに口をゆすぐわけにもいかない。早く要件を済ませたい。

そんなこんなで、結局僕は歯磨き粉を口いっぱいにしながら日程調整を終えたのである。文字通り汗水流しながら、多少の歯磨き粉も飲み込みつつ、使命を果たした。そんな一連のことがあって、風呂場に裸でポツンと立っていた僕が思っていたことは何か。「これはnoteのネタなる」。


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