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WEBメディアに使える有料フォトサイトの比較

目次

概要(目的・効果・用途)
結論(結局どこのサイトがいいかのオススメ)
比較基準(使いやすさ、安さ、クオリティ)
サイト別比較(Gettyimages / pixta / canstockphoto / shutterstock / fotolia / 123RF)
所感

概要

WEBメディアに使う有料フォトサイトを比較します。
目的効果用途を以下に書きます。

目的は、ざっくりいうとSEOSMOのためです。

SEOというのは、検索の順位をあげる目的と、訪問したユーザー体験の向上・エンゲージメントの増加による評価の向上です。どっちが先かは分からないですけど、基本は両方一緒に伸びるものかと思います。

SMOというのは、ソーシャルにサムネイルで流れるときにそりゃフリー素材よりは有料のいけてる写真のがウケがいいよねという話です。

効果は前に若干検証したので昔の記事を参考にしてください。
これで確実に上がったという確証はあります。

昔の記事1: 画像とコンテンツ評価の関係
画像がどう認識されてるか、どれくらいこうかあったかの各論

昔の記事2: 画像とコンテンツ評価の関係2
特定テーマの記事12記事くらいの画像を有料画像に差し替えた結果

昔の記事2についての現状感

変化期間としては 【昨日|1週間前|最初】です。体感としては差し替えて結構すぐ微上昇して、途中でサイトパワー全体が強くなってまたさらに上がったなって感じです。

費用対効果で見てないですがやれば確実に上がる類のものだと思っています。

用途は記事のサムネイルや挿入画像、はたまたアイコンを集めるのにとか、サイトやSNSのアイキャッチなどにも使えます。僕個人の話をするとWEBコンサルタントなので、WEBを良くするために有料フォトサイト契約してるんで、ここのクオリティ高い写真1枚くらい提供しますよっていう感じにも使えます。

結論のアレ

オススメはfotoliaというサイトです。僕もここを使ってます。ブレイクしすぎてここの画像が世の中に溢れると相対的に価値が落ちる気がするんで、この記事を読んで感謝した人は適当に僕にその分のお布施を頂けたり仕事をくれると助かります。

理由は、日本人の写真が多かったり日本語の検索に不自由がないので日本向けで使いやすいことと、月間契約した際に余った写真が繰り越せるプランがあるので使ってて損しない感があること、WEBメディア用の小さいサイズの写真が安いことからです。写真の専門家ではないので分からないんですが、写真のクオリティも多分綺麗で十分要件です。

余った写真が繰り越せるというのは、大体どこのプランも月額使い放題契約の場合は、100枚で月10,000円契約的なものが多いんですが、例えばその月80枚しか使わなかった場合、その次の月は120枚使えるわけではなく、また100枚からなのです。つまり勿体ない症候群の人は、月末に来月使いそうな20枚をダウンロードしたいという欲求と闘う必要があり、それはめっちゃダルいわけです。fotoliaは翌月120枚使えるし、契約してる限りはずっと繰り越しが利くので気持ちよく使えます。

比較方法

基本的に見るのは使いやすさ安さクオリティで判断するのがよいかと思います。

使いやすさとは、目的の写真をちゃんと探せるかとか管理画面が使いやすいかとか、検索が重くないかとか、日本語で検索が出来るかとかを見ます。

イベリコ豚って検索した時に、ハムっぽい方だけじゃなくて、リアル豚っぽいのと、グリルな豚を、バランスよく出してくれるサービスが多分良いサービスです。ブランド名でも出るかとか、時事ネタも拾えるかとかも使いやすさの特徴になります。

自分が扱うメディアのテーマの写真が豊富にあるかとかも、基準としては結構大事だと思います。

安さとは、1枚あたりの料金が安いか、プランが柔軟か(妥当なプランで使えるか)、損してる感がないかを見ます。

クオリティとは、写真がいけてる写真かどうか、とSEO的に効果ありそうかかどうかです。前者は正直なんとなくでしか分からないんですが、後者は世の中に溢れてるかどうかで見ます。前者はユーザー体験的な効果があり、後者は記事のオリジナリティが多分評価されると思ってます。

そういう意味だと有料フォトサイトという時点である程度満たされています、がよく見る有料フォトサイトの写真、とかいうのもあったりもします。

写真の合計点数はフォトサイトのトップにドヤッって書いてあるんですが、ぶっちゃけどうでも良いと思います。全部見るわけじゃないし。多すぎると探すのに時間がかかるので。

実際に使う担当者が都合良く丁度良い感じの画像が時間と実費のコストに見合うかどうかが大事です。実際はクリエイティブディレクターとかが写真を探す可能性は低く、ライターとか編集者が写真をバシバシ差し込むわけなので、そこら辺が良い按配で写真を探せるサイトであることが大事だと思います。

比較するサービス 概要

1アカウントの相場感としては
月間750枚で30,000円、1日25枚で30,000円とかそういう費用感です。年間契約だと8掛けとかになるます。写真ストック数を半分にしたら半額になるわけじゃなくて、払う額が大きくなると1枚の単価は二次曲線的に安くなります。

1アカウントってのはチームとか会社で2人,3人と複数人で使うと、写真のストック数は同じなのに、値段が1.5倍,2倍とかで跳ね上がる謎のシステムです。1アカウントを複数人で使えなくもないと思うんですけど、会社的に多分アレなのと同時ログイン制限とかがあります。

比較するサービスラインナップ

gettyimages
pixta

canstockphoto

shutterstock

fotolia

123RF

選んだ基準は5個前後見ておこうかってのと、よくGmailの広告でチラチラ目に入るあたりのゆるい選考基準ラインナップで、ここが有料フォトサイトで見ておくべき!みたいのでは全然ないです。amanaimagesとかすっ飛ばしてます。

webメディアの用途としてOKかの権利問題とか細かく見たりの確認はfotoliaとgettyimages 以外してないので自己責任でお願いします、使うときはちゃんとサービス側に利用規約を確認してください。写真を購入したりメディアに貼る用途で使えそうなサイトの個人的な感想集って感じ見てください。

全てのサービスは2016年11月20日時点での価格や方針であり、変更されてる可能性があります。

サービス個別紹介

Gettyimages

DenaとかNaverまとめで良く出てくるやつです。
http://welcome-to-gettyimages.jp/licensed-by-gettyimages/

プランが2個あって従量課金型と年間定額サービスがあるとのことです。
従量課金はあまりみかけないプランです。

無制限だけど、20万/月が最低単価で後は従量課金とのことなので、他のサービスに比べると極端に最低ロットが高いですが、使えば使うほど安くなるという感じです。媒体数は問わないとのことでした。

年間定額はどれだけ使うかでプラン君でもらう必要がありますが、年間750枚で20万/年とかスタートみたいです。こちらは媒体は1個限定とのことです。

1枚Sサイズ10,000円、Mサイズ18,000円の写真が元の、写真素材用として量産した写真じゃない写真が多い印象なので、他のサイトよりはクオリティが高い写真が多いです。時事ネタも豊富にあります。

pixta

検索候補や絞り込みワードも出してくれるので検索のしやすさは抜群です。
国内風か海外風とかで選べる検索機能は他にはない機能です。

上のプランは表に出てるものです。1日に25枚ダウンロードしないといけなくて、次の日に繰り越しが出来ません。下のプランは日ごとの繰り越しがなく一ヶ月でゆるっと使える代わりに値段が跳ね上がります、が結局次の月に繰り越せません。

法人用プランをざっくり問い合わせたら、月間750枚を4人くらいで使った場合、9万くらいかかると言ってました。

日本の業者で使ってる人が多い(どこかで見たことある写真が多い)、印象なのでその意味だと、クオリティが低い気がしました。写真は「バランス・マイルド」系です。

canstockphoto

他に比べたら日本語の検索が弱い気がしました。マッチング度が低いとかではなくて、凝った日本語がヒットしないとかそういう話です。イベリコ豚とかです。写真の方向性はshutterstockと同じで「ハイセンス」系です。

shutterstock

「ハイセンス」系でクオリティが高い、写真は見ててここが一番オシャレだな感があります。僕から見てSNSウケが良さそうなのの割合が多いってだけでテストとかはしてません。日本語の検索は利きますが、これだって確度の画像を探すには、英語出来た(英語で検索できる程度の英語力がある)方がいいです。

費用はここを基準に考えてます。

fotolia

「バランス・マイルド」系の写真です。クオリティが低い写真もあるんですが、高いのを選べば問題ない、みたいな感じで雑多に写真があります。

前述の通りですが、検索に不自由がなく日本向け、写真利用数の繰り越しがある。WEBメディア用の小さいサイズの写真が安い(クレジットを買うシステムで1/2クレジットとかで済む)プランの段階が小刻みにある。

厳密にいうと未使用分が繰り越せない定期契約形態もあり、若干値は貼るが1クレジット単位で買う形態もがあるが、中間として月間で決まったクレジットをまとめ買いする仕組みがあってこれが1点あたりの価格がリーズナブル、という話です。

定期契約はともかく(割引かかれば他と同じくらいですが)ぱっと見で、小売りが今までより安いのがなんとかく分かって頂けるかと思います。

買う枚数にもよりますが、月額契約(30000円,750枚プラン,40円/1枚)の相場感と比べると、繰り越しがあるんなら良いかなって感じの値段です。

気になる横線の割引は初回は購入は20%オフでさらにまとめて月間契約すると最大32%まで割引がかかります。

これは一応罠があって小さいプランから大きいプランに変更は出来るんですが、大きいプランから小さいプランに変更は出来ません。小さいプランに変更するためにはマンスリー契約を一度解除すればいいのですが、マンスリー契約を一旦やめると繰り越してきたクレジットが霧消するため、割引利くからと多めのプランを欲張って最初に選ぶとそのプランと心中する必要があります。

123RF

プランが豊富でfotoliaにかなり近いです。

写真の質がちょっと他のサイトと違って独特だったこと、当時はサイトが少し重かった印象だったのとまとめ買いの割引感のすごさに負けて結局fotoliaを選びました(トータルで見るとそんな変わらないです)。

キーワードによって写真系統が出たりイラスト系統が出たりとちょっと独特だったので、自分で使う"コーヒー"というテーマの写真がfotoliaの方が豊富だったのでというのが決め手でした。fotoliaのように繰り越しプランが欲しい方はここと比較されると良いかと思います。

所感

GettyimagesはDeNAのように何媒体も持ってたり、ユーザーが記事を作ってくれる仕組みが出来てる大御所が使ってる(大所帯しか使えない)のは納得感あるお値段でした。

個人とか小規模にメディア運営する会社が小規模に記事のクオリティ上げたいっていうのであれば、割に合うのはfotoliaか123rfかなぁという印象でした。

shutterstockとかはやっぱりデザイン系とか制作会社が使うサービスで、WEBメディア向けのプランって感じがしませんでした。

1回いくらクリエイターにロイヤリティ落とす仕組みなので、今更WEBメディア用に小さいサイズの写真を大量に格安で、ということは難しいのかなと色んな会社にヒアリングしていて思いました。

無料のフォトサイトとかも結構こことかクオリティ高いので、ここ使って物足りなくなったら切り替えていくという感じかなと思います。
やっぱり写真のインパクトと効果分かりやすく出るので。
http://pixabay.com/


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