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BBDWのSERPで考えるゲームストアのリージョン指定とデバイス対応の落とし穴

要約

Googleでサービス名を調べてスマホゲームのGoogleplaystoreのDLページを開いたところ対応機種外だった。最初はこのゲームやばいなと笑っていたのだが、そこまで古い機種じゃないため、ゲーム情報を調べたところ対応してない機種というわけわけでもなさそうだった。

再度DLページを開いたところ普通にダウンロードできるようになっていたため、原因を調べたところ、GoogleのSERPに出るDLページのURLがリージョン指定を含んでいるため、対応機種外と表示される仕様だったことが分かった。
(アプリ側のDL制限の問題でもあるかもしれないし、Googleplaystoreの表示メッセージが適切ではない気がする)

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サービス名を調べて最初に出てくるGoogleの検索結果の1位が対応機種外と認識しかねないURLなのは、機会損失だと思った。こういうケースがどれくらいあるのかは分からないが、初めて出会ったケースなので、アプリベンダーの方は注意した方がいいと思った注意喚起と、こういうケースになった場合の対応策を考えた。

記事を書いた経緯

BBDWというスマホゲームが、スマホゲームの横綱グランブルーファンタジーとコラボする(BBDW内でグラブルのコラボという形)話を聞いて、僕の界隈は盛り上がった。なぜならBBDWはスマホゲームとしては色々やらかしていて、ファンからも見放されてきていて、最近では色々やらかしていてもそれが話題にすらならない、という言ってしまえばかなり残念で、サ終も囁かれるイメージのゲームだった。

BBDWを作っているアーク社は格闘ゲームに強い会社で、グランブルーファンタジーの格闘ゲームも共同で開発していることから、その部分の縁でコラボを組んでもらったのかな・・・だとしてもあんまりグランブルーファンタジー側にメリットないな・・・と友達の間で話題になっていた。

友達の中にもBBDWが好きなやつがいて、この機会にBBDWをやってみろというので、スマホ対応してないわごめんなで断ろうと思って一応「BBDW googleplay」でググってDLページを開いてみたらめちゃくちゃ面白かった、というのが今回の経緯です。

よくよく考えたら、これリージョン指定かけてるゲーム(女の子がちょっときわどい服着てるソシャゲ)出してるとこではどこでも起こりうる結構深刻な問題なのではと思って記事にしました。

問題の詳細

「ゲーム名+googleplay」で検索した時のSERPの最初をクリックした時のユーザー体験が「自分のスマホは対応機種でない」

というのが今回の一番の問題だと思います。折角コラボをして新規の方を増やそうという前にこれは大問題です。
そもそもこんな「リージョンを加えるとデバイスが対応していない扱いになる」問題が存在すると考えたことがありませんでしたし、「SERPのTOPになぜか非対応リージョンのURLが存在してしまう」のも普通は想定外だと思います。

SERP

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SERPの先頭のクリック結果

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urlからリージョン指定を外したもの
or 公式のgoogle playへのリンクを押した場合

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問題の対処法

・一時的なものの可能性があるので消えるまで待つ
┗ 対処法というかは分からないですが、僕は国内の人間ですしこのURLがSERPの1位にあるのはふさわしくないと思うので、時間で解決される可能性は大いにあります。ただ今回の場合はコラボ前に直そうと全力で動くべきだと思います。

・この被リンク以外の被リンクを増やす(色々使っているものを統一する)
┗現状このリージョンを含む被リンクが「BBDW googleplay」に一番ふさわしいと認識されているので、それ以外の被リンクを一つに統一して増やせばそちらの方がよりよいものと認識される可能性があります。
今回の場合は、コラボに関してプレスリリースを色々打つと思うので、それによって勝手に解消される可能性はありますがURLを統一するべきだと思います。

・この被リンクが使われているURLを調べて、そこに修正依頼をかける
┗これが最も対処法らしい対処法だと思います。チェックツール(ahrefs)などで、この被リンクを使っているサイトをリストアップして、個々にURLの修正を依頼することです。
今回の場合はゲームまとめ記事一つだけだったんですが、ここの影響が大きかったと考えられますので、おそらくここに修正を依頼すれば変わるのでないかと思います。

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まとめ

ストアの方のSERPを気にすることはあっても、GoogleのSERPに落とし穴があるのは盲点でした。

BBDWの場合は一つのまとめ記事がSERPにインパクトを与える規模のゲームだったので、この規模のゲームやサービスを運営している方は今回のリージョンとデバイス対応の問題は大型の集客イベントを打つ前くらいに一度は気にしてもいい項目なのではないかと思いました。

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