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"後輩"桃鈴ねねは愛される、あるいはぺこねねのシナジー/ねこねこあいらんどコラボより

どうあがいても面白さにあふれるだろうという確信があった、9/29のねこねこあいらんど大型コラボ。
コラボ、と便宜上呼んでいますが、実質的には同じ場所でいくつかのグループに分かれてくっついたり離れたりしながら遊ぶ、夏祭りの延長戦みたいなマイクラの配信です。

私は例によってねねちの配信をメインに見ていたんですが、冒頭からイベントにソロ参加し、ちょいちょい周りに乗り遅れたり、一人で粛々とダイヤ堀をしていたりと、「だいたいソロ配信、たまに他人と絡む」というスタンスの長丁場の配信でした。

そんな中、正直全く想像だにしていなかった感情に襲われたのが、ねねちがぺこらちゃんに人生相談をする場面。
ねねち視点で見ていると、ねねちがそういう不安を常日頃抱いているのは視聴者として知っているので理解できなくないんですが、その相談の内容に驚きながらも、誠実に回答しているぺこらちゃんの先輩さが輝いて見えて、ねねちがぺこらちゃんに向ける視線がきらきらして感動にあふれているんだろうなあというのが伝わってきました。

そのあと、ぺこらちゃん視点でのそのシーンを見たり、イベント後の通常配信でその話題を口にした場面の切り抜きを見たりして、ぺこらちゃんがねねちを愛すべき後輩として捉えてくれていることがとてもうれしくなりました。

ねねちの悩みは、ぺこらちゃんがかつて抱いていて、もしかしたら今も抱いているかもしれない悩みでもあります。
だからこそその気持ちを理解してくれたぺこらちゃんは、ねねちに的確なアドバイスをしてくれたし、「いざとなったら、ねねちが喋ったときは全部拾うから」とあまりにも頼りになる言葉をかけてくれたのでしょう。

後輩としての桃鈴ねねと、先輩としての兎田ぺこらは、想像以上にシナジーがあるのかもしれません。

ねねちは、大型コラボなんかでそういう不安を抱えながらも、賑やかし、ネタ枠として存在感を放っています。
でもそれはたぶん、そういう立ち位置を求められていることが分かっていて、それに徹することでようやくその場で喋ることができるという、ある種の免罪符のようなものがあるからなのだと思います。
悩み相談の中でも、ぺこらちゃんは「どうしても喋りたいならアホになればいい」と言ってくれていました。その点では、ねねちは「男子小学生みたいな下ネタを言うキャラ」にはなれているわけです。
ぺこらちゃんが、「ねねちはそういうの気にせずガンガン行くタイプだと思っていた」と驚いたのも、普段のそういう振る舞いが伝わっているからでしょう。

そして、だからこそねねちはたぶん、そういうキャラじゃなくても積極的に絡んでいけるようになりたいと思っていて、そんなときにぺこらちゃんが「全部拾ってやる」と言い切ってくれたことが、どれだけ心強かったことでしょう。

ぺこらちゃんがねねちを「可愛いなこいつ」って思う理由は、私が彼女を応援している理由と類似するところがある気がします。
ねねちは「けなげ」なのです。
どこまでいっても正直で、下ネタ言ったりセクハラしたり苦手なゲームにキレたりしながら、一生懸命に日々を生きている。
そのあたりの意識が、ぺこらちゃんと通じ合う部分があったのかもしれません。

ねねちは先輩に愛されていて、同期に愛されていて、ファンに愛されています。(もちろん後輩にも)

ねねちがホロライブにいる限り、これからますます輝きを増していくことは間違いありません。

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