学校におけるド定番のボードゲーム5選
どうも、いせごんです。
高校で情報を教えながら、ボードゲームにどっぷりと浸かっています。これまで1,000種類以上はプレイしてきて、300個以上も持っている生粋のボードゲーマーです。ゲームマーケットという国内最大級のアナログゲームイベントにも参加し、同人アナログゲームにも手を出しています。開発までしていて販売しているとかいないとか。
そんな私は学校でも教室にボードゲームを置いたり、授業に取り入れたりと、ボードゲームを教育に活用しています。
そこで今回はド定番のボードゲームを紹介します。あまりにもド定番なので、先生によってはお持ちだったり、児童がやっていたり、学童にあったりします。そのため、これは絶対に外れません。生徒に必ずウケます。そして何度も何度も遊ばれます。まだお持ちでなく、お試し気分で購入される先生はこのド定番が一番安心できると思います。
定番すぎるせいなのか、Amazonでは品切れのことが多いように思えます。そのため、購入するなら「ドン・キホーテ」がオススメです。「ドン・キホーテ」はほぼどこでもボードゲームコーナーがあり、ここで紹介しているものを売っていました。最近だと「トイザらス」などのおもちゃ屋さんにもあります。無理にネットショッピングで買わず、近くのお店を探してみるといいかもしれません。
今回の定番は小さくて、昼休みや放課後などの時間で遊べるものを選びました。小さいため保管もしやすいですし、短時間で済むので先生も一緒に入りやすいです。
1 ナンジャモンジャ
バージョンが2種類あります。ミドリとシロで、描かれているキャラクターが違います。
ルールは簡単。
①山札からカードをめくる。
→もし初めて出てきたキャラクターなら名前をつける。
②名前がついているなら、名前を叫ぶ!
③名前があっていれば、そのカードをゲット。
最終的には手に入れたカードが多い人の勝ちです!
これの何が面白いの?と思うかもしれません。違うんですよ、これかなり盛り上がるんです。
まずキャラクターが魅力的です。似たようなキャラクターもいます。そして名前が好きなようにつけられるんです。
例えば、「頭もっさり足ぴっぱり」みたいなへんてこな名前もつけられるんです。そして、そのへんてこな名前を我先にと叫ぶんですよ?!
圧倒的シュール。
そこが面白いんです。
プレイ人数が2〜6人となっていますが、8人ぐらいまでならギリギリ対応できます。
小中高、どの校種にも人気が高いボードゲームです。
2 犯人は踊る
これはいせごんがボードゲームにハマるきっかけになったゲームです。
ルールは少し難しく感じますが、プレイしてみると簡単で、奥深さを体感できます。何度でもプレイしたくなります。
簡単にルールを説明すると、手札からカードを出して効果を使っていきます。その数あるカードの中には「探偵カード」があり、「犯人カード」を持っている人を指名できれば勝ちです。
これ以外にも勝利条件はありますが、基本は探偵カードです。
犯人カードが効果で移動したり、スタートプレイヤーが自動的に決まったりと、ゲームデザインが圧倒的に優れています。お持ちでない方は、これは持っておいて損ではないボードゲームです。
プレイ人数は3〜8人です。ゲームの関係上、ナンジャモンジャのように人数を超えてのプレイはできません。5〜6人ぐらいがちょうどいいなと感じています。
小学校低学年だと最初の説明が難しく、何度か練習が必要です。が、理解できれば何度も何度も繰り返しやります。
そのため、小中高どの校種でもボロボロになるまで遊んでくれるゲームです。
3 ドブル
普通のカードと違うのが丸いことです!そして入れ物が「缶」というのもいいですね!
一枚のカードに8種類の絵が描かれています。この8種類の絵はどのカードと照らし合わせても必ず1つだけ同じ絵柄があります。基本はそれを見つけるゲームです。
試しにやってもらいます!
いいですか!
できるだけ素早く、同じ絵柄を見つけてくださいね!その際、その名称を口に出してください!絵柄の名前がわからなければ、ノリで!
第1問!
第2問!
第3問!
答え合わせ!
第1問 ドブル(手のマーク)
第2問 いかり
第3問 カギ
ベースはこのような感じです。
ルールブックには、5種類のミニゲームがあり、どれも盛り上がります。
プレイ人数は2〜8人となっています。
基本は絵柄を見つけるだけなので、小学校低学年でも問題ありません。反射神経ゲームなので、かなり盛り上げます。ただ苦手な子は本当に苦手です。引っ込み思案な子が得意だと、「え!?そんなに大きな声出せるの!?」と意外な一面が見れます。
4 おばけキャッチ
反射神経ゲーム第二弾です。
「白いおばけ」「灰色ねずみ」「青い本」「赤いイス」「緑色のビン」の5種類のミニフィギュアを使います。
出てきたカードを見て、「ある」か「ない」かを判断します。基本的にはミニフィギュアの絵が2種類書かれています。
例えば、「白いおばけ」と「赤いねずみ」が描かれていたとします。この場合、「白いおばけ」はミニフィギュアがあるので、それを素早く取ります。
次がなかなか難しいのですが、「赤いおばけ」「緑のねずみ」が描かれていた場合です。正解は「青い本」です。なぜか?
赤はイス。おばけは白。緑はビン。ねずみは灰色。この中で出てきていない色は? 青です。なので「青い本」が正解なのです。
【ある場合】
同じミニフィギュアを素早く取ります。
【ない場合】
色も形もカードに書かれていないものを素早く取ります。
実際にプレイしてもらいましょう!
今からカードを出すので、正解のフィギュアを選んでくださいね!
素早くですよ!
第一問
第二問
第三問
ちーん!
正解はこちら!
第一問 緑のビン(「ない」です)
第二問 緑のビン(「ある」です)
第三問 灰色ねずみ(「ない」です)
このゲームはものを使って素早く取るので、怪我の危険性があります。爪が切ってあることが前提です!
プレイ人数は2〜8人となっています。実はこの人数制限は、周りに囲めるだけ囲めます。
小中高、どの校種でもいけますが、「ない」の理解がなかなか難しいので何度か説明する必要があります。しかし子どもの成長力は高いので、すぐに覚えて繰り返し遊んでくれます。苦手な子はとことん苦手です。ただ「ある」が得意な子と「ない」が得意な子に分かれるような気がします。
5 アルゴ
頭のよくなるゲームシリーズです。
いせごんは高校時代、大学時代とこのゲームにハマりました。その時はボードゲームというジャンルを知りませんでしたが、この頃からすでにボードゲーマーの片鱗を見せていたのだなと実感します。
これは数字あてゲームです。
カードは24枚あり、黒と白の2種類。数字は0〜11まであります。
配られたカードを左から小さい順に裏向きで並べていきます。同じ数字は黒が小さいです。
下のは例で表になっていますが、最初は全部裏向きです。
最初は裏向きの状態なので、あまりヒントはありません。唯一のヒントは、自分が持っているカードを相手は持っていないというところです。
その状態で相手のカードを当てていきます。
ゲームが進んでいくと下のように詰む場合があります。
なぜ詰んでいるかわかりますか?
黒のカードは「10」です。9の次は10です。白の10は出ているので、この間に入るカードは黒の10しかありえないのです。
このように理詰めで考えていくことで、論理的思考力が高まるというものですね。
というわけで問題です。
下記のカードは答えが全てわかります。どのカードがなんの数字がお答えください。
チーン
【答え】
左上 10
右上 5
左下 8
右下 11
なぜそうなるかはよくよく考えてみてください。
4人でやる場合は、このようになります。
プレイ人数は1〜4人となっています。5人でやることも不可能ではありません。とはいえ、4人がベストです。
小学校低学年は数の概念が難しいかもしれません。小学校高学年以降であれば問題なく遊べます。
これまでのゲームの中で一番手に入りやすいと思います。Amazonでは定価以下で買えます。
終わりに
今回、写真と動画をたくさん入れてみました!
ボードゲームはルールを理解するのが難しいです。ルールブックを読んで、実際にプレイしてみると、ん?と思うことがたまにあります。
今は非常に便利な時代です。ネットで調べたら解説サイトや動画があります。ぜひ、そういったネットの力を活用してみてください。
カード類は繰り返し遊んでくるとボロボロになります。そこでカードスリーブが役立ちます。100均にカードスリーブが売っているので、それを買って入れておくと長持ちします。
今後は校種別、教科別、教員向けなどのテーマで記事をアップしていく予定です。興味のある方はすぐに情報提供ができるようにフォローしていただけると嬉しいです。合わせてTwitterでもこの記事の拡散やアカウントのフォローをしていただけると嬉しいです。
さっそく、小学校で活躍するボードゲームを5つ選んでみました。
この記事もかなり気合いを入れて作ったので、ぜひお読みいただければと思います!
以上、終わりっ!
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