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イシコラム 〜退職交渉の実例と学び〜

前職時代(総合商社)の話。


とある日、毎週の定例会議終了後に、


「課長、お話したいことがあるので会議後に10分お時間いただけますか?」


と伝えるのに、ものすごく手に汗握ったのを今でも覚えてる。

既に心では退職を決意していたものの、お世話になった上司に人生で初めての退職を伝えるのには「申し訳ない」という想いもあり、それなりの勇気が必要だった。(この“想い”は非常に日系企業的なのかもしれないけど…)


会議後…


僕 「実は会社を辞めようと思っています。」
課長 「え、辞めるの?もったいなくない?(よくある一言)」



このやり取りから、実際に退職するまでに色んな考えを巡らせ、色んな人に色んなことを言われた。

今振り返るとふつうの出来事だし、転職経験者からすると、「当たり前でしょ」と思われることも多いと思うけど、それなりに大きな会社で高待遇である環境から飛び出すのは、個人的に非常に大きな決断だったので、実際に退職するまでに何が起きて、誰に何を言われ、自分がどう考えたか、について書いてみたいと思う。

※キャリアは人それぞれなので、あくまで一例として興味のある方は読んでいただければと思いますが、以下のような人を想定して書いております。

✓現在大企業勤務でいつか転職したいと思っている
✓身近に転職者が少なく、退職時に何が起きるか分からない
✓転職時の心構えを知っておきたい

この辺について自分が感じたことも交えながら書いています。

では。


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