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YouTuberになる夢を諦めたのなら、Mirrativerになりなさい

2017年は自分的にYouTuber元年であった。ヒカル、ラファエル、禁断ボーイズなどVAZ所属軍団が大いにYouTubeを盛り上げた印象が強い。圧倒的な資本力により、祭りのテキ屋を摘発していくヒカルは、もはや誰にも止められない武装色の覇気を纏っていた。渋谷109に乗り込んで社長を口説き落とす姿も、カリスマ性を感じずにはいられなかった。

2018年にはエンタメ界隈の孫正義(と僕が勝手に呼んでいる)DJ社長が率いるレペゼン地球が台頭し、YouTube界に激震が走った。

仮面をかぶった男「ラファエル」も、自衛隊経験から培った強靭なフィジカルを生かした危険系の動画や、過激系の動画をアップし、日本のスパイダーマンと言えるレベルの人気ヒーローにまで登り詰めた。

欧米の子供たちがアメージング・スパイダーマンに憧れて育っている中、日本の子供たちはアメージング・ラファエルに憧れて育っているのだ。

※ワンピースのセリフを一部改変しました。

小学生たちがこぞって グランドライン最終地点である「ラファエル」を目指して、「将来はYouTuberに、俺はなる!」と意気込む気持ちもよく分かる。

そんな小学生に向けた、提督ドン・クリークからの厳しいお言葉がある。

そうだ、YouTubeは、あの提督ドン・クリークの艦隊でさえも、(情報こそなかったにせよ)、たった7日で壊滅に帰す魔海、「レッド」オーシャンなのだ。YouTubeのロゴもそれを反映するかのように、赤く煮えたぎっている。そこで、この記事を通して伝えていきたいことがある。

伝説の男「ラファエル」を目指すのは諦めて、まだブルーオーシャンであるライブ配信アプリ「Mirrativ(ミラティブ)」で、ミラティバーになることを目指せ!!

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上記YouTuberたちの勢いを見させられて、僕は控えめに言っても盛大なる衝撃を受けた。自分の知らない世界で、こんな1大ムーブメントが起きていたのかと。動画で出てくる中高生ファンらの熱量たるや。テレビに出てくる有名人なんかよりも、よっぽど人気とエンゲージメントが高い。こんな現象を目の当たりにして、生涯を通して中2病である石ころが影響を受けないはずがない。俺もYouTuberになりたいっ!! ラファエルを目指すべく、YouTubeチャンネルを開設し、グランドライン(偉大なる航路)挑戦を決めた。

YouTuberとして大成するにはまずは脱底辺の基準となる、チャンネル登録者数1,000人を突破しないといけない。(YouTubeではチャンネル登録1,000人以下はそもそも広告すら付けることができず、収益化できない。)そのためには、「毎日投稿」することが非常に大切であると言われているが、YouTubeの毎日投稿はめちゃくちゃ難易度が高い。僕のような終電帰りリーマンは平日は起きている時間は基本会社にいるので、平日は全く動けない。土日の片方で撮影を行い、編集も半日以上かかるので残りの1日も潰れる。動画によっては、自分が話しているところを映してもらうカメラマンにも出動してもらわないといけないので、スケジュールを合わせるのも大変だ。その結果、僕は週1投稿でさえ無理だった。

そんな僕でも、今年になってから始めた、バーチャルライブ配信アプリ「ミラティブ」ではちゃんと毎日配信ができている。

毎日配信しなきゃ...とタスクのように実行している訳でもなく、アプリを楽しんでいたら、気付いたら毎日配信していましたという感じだ。

YouTubeとの違いで一番大きいのが、「編集」がいらない点だろう。YouTubeの動画投稿はビジネスで言うと、度重なる会議を開き、議事録を熱心に書き上げ、最終的な綺麗なパワーポイント資料を作り込み、上司にアップロード(提出)するようなイメージだ。提出しても、誰の目にも止まらず、企画はゴミ箱行きになることもある。「この下積み時代は、いつまで続くんだ。。。」また、次の企画資料のネタもなかなか思いつかない。これに対してミラティブの配信では、会議室に行って、話すだけ。解散。以上。めんどくさい議事録の編集や稟議の起案、資料を作り上げる作業などは一切やらなくていい。ミラティブは「スマホ1つでできる」というのもデカい。YouTubeはスマホで撮影して、MacBookに動画を移して、iMovie(ガチ勢はAdobe等の有料ソフトを使用する)に動画を落とし込み、余計な箇所をトリミングしまくり、字幕用の別ソフトも駆使しながら編集を行う。作業が複数デバイスにまたがる上に、膨大な時間がかかる。また、そもそものプラットフォームの仕組み的にも、YouTubeでのし上ることがいかに難しいかは、この記事によくまとまっている

「絶対に笑ってはいけないTikTok」という企画が2018年にYouTubeで流行った。ラファエルやヒカルなど、憧れのYouTuberたちがこぞってやりだした。TikTok動画を見ながら感想を述べていくYouTuberの動画である。上述の通り、当時石ころもYouTubeをやっていたので、自分もやりたくて仕方なかった。だがまだチャンネル登録者50人くらいしかいない。しかも自分がTikTokを見ている光景を動画で撮影しつつ、同時にスマホ画面の動画キャプチャも行い、後で両者を1つの画面に合体させて、字幕テロップもつけるとなるとかなり大変そうだと感じた。それに、誰か友達が横にいながら一緒に見るならまだしも、誰も聞いてないところで、(動画アップロード後に誰かに聞いてもらえるとはいえ、)一人で感想をつらつらと喋っていくのは非常にやりづらい。結局この企画はスルーしてしまった。

それから1年後、まさか「絶対に笑ってはいけないTikTok」企画をミラティブを通して実現する日が来るとは思いもしなかった。ミラティブ配信を開始すると、画面共有が始まるので、あとはTikTokを開いて見るだけだ。上記のようなめんどくさい作業は一切いらない。TikTokを見ながら、ゲラゲラ笑いながら感想を喋っていく。最高に楽しい体験だ。

YouTuberは底辺か人気かの2択だ。底辺YouTuberは「YouTuber」を堂々と名乗ることすらできないかもしれない。それに対してMirrativerは、0か100かの世界ではない。配信をしたら何人か入ってきてくれて、会話が成り立った時点で、もう立派なMirrativerであると言える。リアルタイムでコメントというフィードバックが来るので、YouTubeよりも結果を実感しやすい。

僕はYouTuberとして大成するほどの努力量を投入することができなかったし、かといってTikTokerとしてバズを連発する力もなかった。TikTokでおすすめ欄に乗るのは面白かったり価値のある動画ばかりで、ある意味本当の意味でセンスが問われるように感じる。だがMirrativで、隙間時間にYouTuberやTikTokerを見ながらみんなと雑談をすることなら、僕にだってできるのだ。

一度YouTuberになる夢を諦めた君も、TikTokerになろうとしたけどイケメンと可愛い子の激戦区で完全敗北した君も、従来のライブ配信時代に2分後に誰も来てくれなかった君も、次こそは、正真正銘の「Mirrativer」となり、ずっと憧れていた「er」という語尾の二文字を手に入れることができるかもしれない。一握りの選ばれた精鋭のみが「er」を名乗れる時代は終わった。

「ミラティバーに、俺はなる!!!」

壮大な覚悟を決めて、そんな風に宣言するまでもない。配信を始めて、誰かが部屋に入ってきてくれて、会話が巻き起こったその瞬間から、君は正真正銘のミラティバーだ。全員を「主役」にさせるのがミラティブだ。

ミラティブには必ず、君を必要としている、君を好きになってくれる人がいる。

こんな感じでここまで盛大に煽ってきてしまったが、それでも俺はYouTuberになりたいんだと、頑なな決意を抱いている人は、是非とも挑戦してほしいと思う。なんせ、YouTubeという過酷なレッドオーシャンを『楽園』と呼ぶ奴もいるのだから。

★12日連続お祭り企画実施中!★

1日目(3/20水)
[前夜祭]日本発Mirrativは世界をとるか

2日目(3/21木)
世界をとれる理由。ミラティブの最大のイノベーション

3日目(3/22金)
ミラティブが突破するライブ配信の3つの壁

4日目(3/23土)
コミュニケーション需要を総取りするMirrativの衝撃

5日目(3/24日)←イマココ
YouTuberになる夢を諦めたのなら、Mirrativerになりなさい

6日目(3/25月)
Mirrativライブ配信とSoftBank郡戦略の驚くべき類似性

7日目(3/26火)
ミラティブ現象により80億人総クリエーター化なるか

8日目(3/27水)
「価値の均衡理論」でミラティブを眺めてみる

9日目(3/28木)
【徹底比較】 SHOWROOM vs Mirrativから考えるコミュニティ論

10日目(3/29金)
没入体験が失われる時代におけるライブ配信の重要性

11日目(3/30土)
ミラティブはSNSの歴史を変える

12日目(3/31日)
[後夜祭]春のミラティブ分析祭り[総括]

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