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ねぇ、出発できそ?

『言葉の企画2020』

第4回目は『チームの企画』
講師は劇団ノーミーツを主宰されている林健太郎さん。

林さんから事前に出された課題は、
企画生が5人ずつのチームになり、
それぞれなにか1つ企画してみるというもの。

チームのメンバーは100人からたまたま振り分けられた、
まだあまり話したことのなかった人たち。
というか実際に会ったことすらないし、AIかもしれないし。
締め切りは約1か月後の9月1日。
大丈夫だろうか。

Zoomで集まった初日、僕たちのチームはまず酒を飲むことから始めた。
飲んで互いを知ろうというのは、幾分昭和っぽいが、それでいいと思った。

それから、たしか2回目のミーティングのときにチーム名が決まった。
チーム『奥行き』
いい名前だと思った。
奥行きの名に恥じない企画。奥行きの名に恥じないチーム。
そんな意識が5人の中に自然と芽生えた。

そういえば、自分たちがまだチーム名しか決まっていないころ、
ツイッターで他チームの順調そうな様子を見ては密かに焦りを感じていた。
(自分だけではなく、他の4人も同じだったらしい)

ちゃんと間に合うだろうか。これでいいんだろうか。
ただ、『言葉の企画2020』を盛り上げる企画をやりたいという全員の思いは、
最初からブレることがなかった。

いや、正直に言うと途中で何回かはブレた。
もっと外向きの企画のほうがいいんじゃないか。
もしくは、一部の人だけに深く刺さりそうな企画もありなんじゃないか。
それでも最後は、やっぱりみんなを盛り上げたいという気持ちが勝った。

こうして僕たちの企画は、締め切り直前に決まった。
それは、ツイッターで12月12日までの日数をカウントダウンしていくもの。

12月12日は『言葉の企画』の最終日。
終わりを意識することで、毎日を大切にしたくなるし、
新年のカウントダウンみたいに企画生みんなで盛り上がれると思ったから。

それから、もうひとつ。
12月12日のことは最終日ではなく、
『出発の日』と呼ぶことに決めた。

いよいよ全国の企画生との待ち合わせに出発する日でもあり、
『言葉の企画』で得た力をもとに、
新しい自分が出発する日にしようと考えて。そう決めた。
ただ本当は、(誰も口には出さなかったが)最終日とか卒業とか言うのが、
5人とも寂しかったから、だと思う。

9月3日12時12分。
静かに、そのカウントダウンは始まった。

この日に決めたのは、出発の日の100日前だったから。
100人が出発する100日前。
この日しかないと思ったから、
林さんの授業の日を待たずに始めてしまった。

見切り発車気味のスタート。

でも、それがかえって楽しかった。
5人で、前だけを見て始めたと思うだけでワクワクする。
「見切り発車」という企画。

決まっているのは 、「 #出発の日まであと ○日 」
のハッシュタグをつけてツイートするということだけ。
そこに書く内容は、毎朝、チームの誰かが考える。 
これからやっていくことを、走りながら決めていく。
同じ景色も、止まっているときとは見え方がちがう。


ちなみに。

見切り発車の楽しさを知ったはずの自分自身は、、
まだ止まっているかな。

新しい自分の出発をしたいと思いながら。

カウントダウンに合わせて、なにか(例えばエアロバイクとか)を
100日続けようと思ったことすらまだ始めていないよ。

今日で #出発の日まであと 85日

準備を始めろ。

このままじゃ、出発できないぞ!! 

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