新刊が出ます。

9月3日、書き下ろしの新刊が出ます。

タイトルは『月で読む あしたの星占い』

以下は特典付きでちょっと高いやつです。

実はこの本は、2007年からもう10年以上出してきた『星ダイアリー』シリーズ(幻冬舎コミックス刊)へのご意見と、私なりの反省から生まれました。

『星ダイアリー』は、「毎日の星の位置さえわかれば、自分で星占いができる!」というコンセプトのもとに企画された手帳形式の本でした。通常用いるカレンダーの上に10この星の位置が入っていれば、星占いができるぞ!と思ったのです。

これは10年を超えるシリーズになるほど、たくさんの方にご愛用頂いてきたわけですが(ありがとうございます!)、
その一方で長いこと

「使い方がよくわからない」「読み物として買っている」

というご意見を頂いてきていたのです。

ならば、と12星座別にして、毎月の詳細な占いを文章で書き下ろしてみたのが2017年版から2019年版でした。

ですが、これはほぼ「読めるところが増えた」だけでした(!)。

12分冊『星ダイアリー』は幸いご好評を頂き、数星座は重版となりました。でも依然「使うというよりは、読み物として買っている」というご意見は、大変多かったのでした。

なんとか、もっとわかりやすいかたちにできないか。
直観的に星の動きを感じられるようなものにならないだろうか。

そう考えているときふと、毎日LINEやtwitterでやっている「今日の占い」のことが思い浮かびました。

わたしはあれを、どうやってやっているだろう。

もう10年以上もやっているので、ほとんど無意識になっていましたが、そこにたちかえってみよう! と思ったのです。

私は「今日の占い」で、「今日は人に会ったり会う約束をしたりする感じの日」「今日は愛の日」など、「○○の日」という言い方をよくしています。そのときだけの表現もありますが、上記の2つはよく持ち出すので、皆さんもおなじみのはずです。これらの表現は、基本的に月の動きから出てきています。

ならば「愛の日」のように、すべての月の配置に「○○の日」というニックネームを付けたら、すごくわかりやすくなるかも!

と考えて、そのことをだーーーっと書いてみたのが、この本です。

そこから展開して、ハウスのボイド、ハウスの満月新月なども詳しく書きました。ゆえにこの本はタイトル通り、ほぼ「あしたの星占い」のことしか書いておりません!

すでにある程度星が読める、という人には、この本は全然面白くない、というか、無用だと思います。
さらに、「月で読む」というサブタイトルから「月星座占い?」という反応も頂くのですが、「月星座占い」ではありません。

たいていの入門書は「ホロスコープを描きましょう」からはじまるのですが、この本は「自分の星座」から始めてしまっています。詳しく10星を描く部分はないので、まったく星占いを知らない人でも、気軽にお手にとって頂けると思います。
さらに本書の後に『星読み+』という既刊をお読みいただければ、10個の星を読んで時期の占いを作っていく方向に進める、はずです。

とはいえ、似たような企画は、占いムックや雑誌などで、さんざん紹介されてきています。
ゆえに「なにをいまさら」という感じも否めないのですが、とにかく
「星ダイアリーを使ってみたかったが、よくわからなかった」
「あの毎日のLINEとツイッターの占いは、どうやってやってるんだろう?」
とお思いの皆様に向けて、全力で書きました。

さらに、件の『星ダイアリー』は、今年から12星座別でなくなり、代わりに年間占い・月間占いと毎日の月の動きをぎゅっと詰めた12星座別『星栞 2020年の星占い』が出ることになりました。
詳細は以下です。

http://www.gentosha-comics.net/news/2019/06/202012.html

「○○の日」の表現はここでも共通しています。
『あしたの星占い』では、自分の星座から見た月の位置を調べる所から始めるのですが、12星座別『星栞 2020年の星占い』があれば、この作業は必要ありません!
2020年の全ての日が何の日なのかが書き込まれているので、該当ページを読むだけでOKです。10月の『星栞』発売を少々お待ち頂ければと思います。

*****

出版社は、すみれ書房さんです。

『12星座』から『12星座シリーズ』『3年の星占い』シリーズなど、もう15年近く一緒に仕事をしてきた編集者の飛田さんたちが、このたび新しく起ち上げた出版社さんです。

ここから出る、最初の本になります。

お世話になりっぱなしの飛田さんの、新しい門出の本ということで、頑張って書きました。

書店さんでお見かけの際は是非、お手にとって頂ければ幸いです!