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Wantedlyの募集記事ライティングノウハウ~初級編~

先日、大阪にてWantedly社さんとの共催セミナーをやったところ、

ご参加いただいた方から「募集記事のライティングのコツを教えてほしい!」とのご要望をいただいたので、ちょっとnoteにまとめてみることにしました!

Wantedlyの募集記事は、実は勝ち方にいくつも型があり、応用編まで含めると100万文字くらいになってしまう…
ということで、初級編としてオーソドックスなライティングのコツを下記の募集記事を題材にご紹介いたします!

いきなり募集記事を書き始めてはいけない!~まずはちゃんとペルソナ設定しましょう!~

募集記事を書く際に何よりも大切なのは、いきなり書き始めないことです。

自社の欲しい人材像(採用要件)に合うなかで、特定の一人をイメージできるくらいまで募集記事を届けたい対象【ペルソナ】を作りこむことからスタートすべきです。
※ペルソナ:商品・サービスを利用する顧客の中で最も重要な人物モデルのこと…採用でいえば、応募してほしい人物モデルのこと

遠回りに見えますが、ペルソナを作りこんだほうが圧倒的に高いパフォーマンスの募集記事が書けますし、結局書き上げるまでの時間も短いです。

シンプルにペルソナを設定するのであれば

①所属・・・その人はどんなところに属している人か?
②性格・特性・・・どんな性格で、どんな価値観を持った人か?
③状況・・・属しているところで、その性格の人は、どのような状況にいるか?

の3つの切り口でまとめてみるのが簡単です。

↓↓↓作成例↓↓↓

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これを設定したうえで、そのペルソナの欲求・不満を想像して書き込んでいきます。

最初のうちはあまり考えこみすぎず、自社に都合の良い想像をしていただければ大丈夫です。

↓↓↓作成例↓↓↓

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これくらいペルソナを設定できていれば、
どんなタイトルなら、どんな文章ならその人に刺さるかが明確になります!

慣れるまでは、社内の適当な人を参考にペルソナをつくるとやりやすいですよ!

このペルソナができてから、ライティングを始めます。
ここからは、上のペルソナに対して実際に作った募集記事をみながらライティングのコツをご紹介していきます!

「タイトル」・「カバー写真」を決める

WantedlyのPVは、ほぼほぼこのタイトルとカバー写真で決まります。
ペルソナが思わずを目をとめ、クリックしてしまうようなタイトルとカバー写真にしなければいけません。

タイトルに関してもいくつも型があるのですが、今回は

『どきっとするような問いかけ+提案』

の型をご紹介します!
この型は、タイトルだけでペルソナへの問題提起から解決策の提案までできるので、変にひねらなくても訴求力のあるタイトルにできるという優れものです。
特に、ペルソナの「不安」の設定が上手くいったときは、その不安に刺さるような問いかけをつくればよいのでめちゃくちゃ簡単にタイトルをつくれます。

今回のペルソナであれば、不安に感じていることが
・入社後、活躍できなかったらどうしよう?
なので、ダイレクトに

「そのまま社会人になって大丈夫ですか?」

という問いかけにしましょう。そしてそこに自社で提供できるものを解決策として添えます。

「ウチの会社なら、ロジカルシンキングとマーケ力がつきますよ!」

この2つを合わせて調整すれば

「そのまま社会人になるつもり?ロジカルシンキングとマーケ力を鍛えませんか!」

というタイトルの出来上がりです!
そして、そのタイトルに合いそうな写真をスマホで撮って・・・
(Wantedlyの写真はスマホでの撮影でも十分です。特に、最近のiPhoneのポートレート機能はすごい)

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出来上がりです!!
ちなみにプチノウハウですが、何かのスキルをつけられますよ!というタイトルの場合、ホワイトボードにそれらしいことを書いて写真を撮るだけで結構いい感じになります(笑)

「こんなことやります」をつくる

Wantedlyライティングの最もめんどくさいパートが、「こんなことやります」のライティングですよね…。

タイトルに反応してクリックしてくれた人が、話を聞きに行きたい!と思えるような文章をつくらなければいけないです。
なので基本的にタイトルと「こんなことやります」はセットで考える必要があります。

今回、「問いかけ+解決策」のタイトルによく合う構成をご紹介します!
ずばり、

①ペルソナの不安を3行で箇条書きする
②不安への解決策をシンプルに3行で書く
③具体的な仕事内容を書く
④ペルソナが応募前に不安になりそうなことをつぶす
⑤話を聞きに来ませんか?という誘いの文書で締める

です!

これに合わせて実際に書いてみると・・・

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こんな感じになります!
④の応募前に不安になりそうなことは、
・未経験でも大丈夫かな?
・ちゃんと教えてくれるかな?
・めちゃくちゃハードワークだったらどうしよう?というインターン生が感じがちな不安を払しょくする文章でつくってみました!

まとめ

以上、Wantedlyの募集記事ライティングノウハウの初級編でした!
ちゃんとペルソナを設定していただければ、今回ご紹介した型通りにライティングしていただければ比較的簡単に良い募集記事が書けると思います!

Wantedlyのライティングノウハウは死ぬほどたくさんあるので、また折をみてご紹介していけたらと思います!

※その他、採用ノウハウをダウンロード資料としてまとめております!
下記ページより、もしよろしければ!


中小ベンチャー企業のための採用・人材開発・組織開発についてnoteを書いていきます。 採用ー人材開発-組織開発 を切り離して考えるのではなく、1つの大きなシステムとしてみていくようなスタンスであります。