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脇坂泰斗が埼スタのピッチで表現した、中村憲剛からの大切な教え。(リーグ第32節・浦和レッズ戦:2-0)

埼玉スタジアム2002での浦和レッズ戦は2-0で勝利。

ボールを保持しながらゲームをコントロールしていた川崎フロンターレが決めるべきところを決めてしっかりと勝ったゲームでした。試合内容からすると、妥当な結果だったと思います。フロンターレにとっては、メンバーを入れ替えながらこの連戦を勝てた意味は大きいでしょう。

一方、残留争いの中でのホーム敗戦にも、試合後の浦和レッズサポーターからはブーイングが起こりませんでした。それよりも、ACL決勝に向けて切り替えさせて、そのために精一杯のサポートをする空気を作っていました。

なんと言いますか。「俺たちにはブーイングよりも伝えたいことがあるんだ!」という前向きな姿勢を感じましたね。試合後は成田空港に移動するとあって、浦和の選手たちはすぐにチームバスに乗り込んでいったのですが、その時に駆けつけた約500人とも言われる浦和のサポーターのチャントはミックスゾーンにまでガンガンに響いて来たほどでした。あれは選手も気合いが入りますね。

 さて。

レビューですので、試合のことを語っていきます。今回のラインナップはこちらです。

1.「前線に速い選手が居たので。あそこのケアをしっかりしようということで、意識はしてました」(山村和也)、「それでカウンターを受ける時は、後ろがしっかり準備すれば問題ない」(谷口彰悟)。8人入れ替えの浦和が繰り出してきた「奇襲」にも慌てず。前半の川崎守備陣が見せていた読みと強気の姿勢。

2.「そういう信頼をしていたからこそのゴールだったかなと思います」(守田英正)、「前に強いんですが、あのタイミングだったら、横にもぐれるなと思ったので」(脇坂泰斗)。相手を食いつかせて作った時間と空間で見せたヤストの一閃。守田英正、脇坂泰斗、柴戸海の大卒プロ2年目の同期組が見せた、先制点をめぐる攻防戦。

3.「僕が引き出して、ヤスとアキさんの配置をうまく見て、ボランチをうまく釣って、そこに空いたスペースに入って」(守田英正)。時間を止めた大島僚太の展開から生まれた鮮やかな追加点。そして推進力をもたらすマギーニョと、ポジショニングとつなぎをもたらした守田から探る、右サイドの変化とは?

4.「受けなくても相手を動かすというか、そこに居ることで相手を動かす。相手を操るというか」(脇坂泰斗)。ボールを受けずに決定的な仕事をする。脇坂泰斗が埼スタのピッチで表現した、中村憲剛からの大切な教え。

5.「僕らは常に綱渡り状態。負けたら終わり。しびれる試合が続きますが、それを楽しみながら次も勝ちたい」(谷口彰悟)。残り3試合。しびれる戦いに身を置けるということ。

(※後日取材)6.「ずっと思っていたんですよ。(興梠)慎三くんがああやって点を取るから、なんであんなに点が取れるんだろうって」(小林悠)。なぜ、小林悠はいつもとは真逆の動き出しで追加点を決めることができたのか。自分の中に「持っていない動き」による新しい得点パターンが生まれた理由とは?

以上、6つのポイントで全部で約10000文字です(後日取材で約2000文字のポイント6を追記しました)。試合のポイントとなった駆け引きをじっくりと掘り下げております。ぜひ読んで、観戦力を深めてください。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第32節・浦和レッズ戦)

広島戦のレビューはこちら。→小さなマギーニョの大きな仕事。諦めなかったチームの意思と、それを生み出した等々力の熱。そして劇的勝利の翌日に、怪我と向き合う中村憲剛が語ったこと。(リーグ第30節・サンフレッチェ広島戦:2-1)

ルヴァンカップの優勝レビューも好評発売中です。→決勝という名の魔物と戦った者たち。 / ルヴァンカップ決勝・北海道コンサドーレ札幌戦:3-3(PK:5-4)

では、レビュー本文スタートです!

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脇坂泰斗が埼スタのピッチで表現した、中村憲剛からの大切な教え。(リーグ第32節・浦和レッズ戦:2-0)

いしかわごう

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いしかわごう

サッカーと将棋をコンテンツ化するフリーランスです。Number Webなどに寄稿。著書は「将棋でサッカーが面白くなる本」、「川崎フロンターレあるある1&2」など。「サッカー脳を育む」、「サッカー上達のためのマインドとメソッド」など中村憲剛の著書の構成も担当。
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