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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第32節・セレッソ大阪戦)

 11月10日は、ヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪戦です。

 勝てば、自力でのリーグ連覇が決まる試合となりました。
ベストメンバーで臨む一戦・・・・と言いたいところでしたが、前節の柏レイソル戦で小林悠が負傷。左眼窩底骨折で全治3週間との診断を受けて、欠場が決まっています。

 連覇の決まる可能性があるピッチに、キャプテンであり、エースでもある彼がいないのは残念でなりませんが、巻き続けてきたキャプテンマークとともに、その思いをチームメートに託すことになりました。

 では、託された選手達はどんな思いで臨むのか。
いつものように試合の見どころを含めて、たっぷりと語っていきます。ラインナップはこちらです。

1.「今週も全く変わらない。自分たちのやるべきことを追求する。そしてセレッソの対策をして臨む」(中村憲剛)。連覇を掴み取る一戦の気になる予想スタメンは?

2.「攻撃のときに、背後を狙うのか、足元につなぐのか。そこの判断は必要になる。それがチームとしてできているときは良い攻撃ができると思っている」(大島僚太)。知念慶のワントップか、それとも阿部浩之のゼロトップか。セレッソ守備陣攻略のポイントは、◯を揃えること。

3.「そういう意味で言いました。今年はリーグしかないので、何がなんでも獲りたい」(阿部浩之)。昨年の優勝時に、阿部浩之が「来年も何か一個(タイトルを)獲りましょう」と語った理由。その真意を、このタイミングで尋ねてみた。

4.「守備は無失点で終えないといけない」(車屋紳太郎)、「複数失点していないチームに、先に先制点を与えたら厳しいので、カウンターのケアはしっかりとしていかないといけない」(大島僚太)。先制点を奪われる展開は禁物。守備で主導権を握って、リーグ最少失点の堅守を示したい。

5.「優勝を望んできたし、首位に立つためにやってきた。そこから逃げてはいけない」(鬼木監督)、「サッカーのことも問われると思うが、メンタルも問われると思っている」(中村憲剛)、「ここぞというゲームでのフロンターレの力を示さないといけない」(谷口彰悟)。プレッシャーや緊張はあって当然。それを乗り越えてこその連覇。

6.「今は本当に誰が出てもしっかりと戦える自信がある。こういうときだからこそ、勝って強い集団になっていく。こういうアクシデントがあっても勝てるのが強いチームだと思ってます」(登里享平)、「自信を持ってみんなが臨めている。今できる最高の準備をみんなでしてきた。チャンピオンにふさわしいチームになってきたんじゃないかな」(田坂祐介)。2009年の優勝争いを知るノボリとタサカ。二人が語った連覇への思い。

 以上、6つのポイントで約8000文字です。これを読んでセレッソ戦のイメージを掴んでもらえると幸いです。よろしくどうぞ。長居で決めましょう。

なお、前節のレビューはこちらです。→柏に「息継ぎ」をさせなかった鬼木フロンターレの切り替えと球際。そして卓越したゲームコントロール力を持つ阿部浩之が見せた、後半の進め方。(リーグ第31節・柏レイソル戦:3-0)

では、スタート!

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