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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第31節・鹿島アントラーズ戦)

11月9日は、県立カシマサッカースタジアムで鹿島アントラーズ戦です。

火曜日に第32節の浦和レッズを前倒しで開催していますが、この試合が第31節になります。この試合を入れて、いよいよ今シーズンも残り3試合です。

4位の川崎フロンターレは、1試合消化試合が多い状態で、首位の鹿島との勝ち点差は5。勝てば勝ち点差は2に縮まりますが、負ければ8となって優勝争いから完全に脱落となります。負けられない戦いというよりは、勝ち続けなくてはいけない正念場が続いています。

そんな一戦にどう臨むのか。

早速ですが、見どころをたっぷりと語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.「3連戦を自分たちが望んだ形でここまで来ている。最後のここをしっかりと結果に持っていきたい」(鬼木達監督)。リーグ王者のプライドを持ちながら、挑戦者として挑む一戦。気になる予想スタメンは?

2.「相手は前向きに奪ってカウンターをするのが一番の狙いなので、そこは慎重にやりたいと思ってます」(脇坂泰斗)。Jリーグ屈指の狩人・レオ・シルバを超えていけ。ボールをめぐる中盤の駆け引きと、求められる打開力。

3.「状況によってだと思いますが、できるだけ僕が出ないようにすむように、コミュニケーションを取りながら動かしていければと思います」(山村和也)。鹿島の攻撃陣が仕掛けてくる罠にハマらないために。そして新井章太が口にした、この一戦にかける強い覚悟。

4.「感覚的には相当良い状態です」(小林悠)。炎のストライカー・中山雅史のある言葉と重なった、小林悠の貪欲な姿勢。全てを偶然ではなく必然にするエースの一撃は生まれるか。

5.「いろんな選手が、鹿島戦はちょっと違うと言っている」(田中碧)。「それはあると思います、対鹿島では。自然と気持ちは出てくる」(谷口彰悟)。多摩川クラシコともダービーとも違う伝統。激闘の歴史を経て選手の間で受け継がれつつある、鹿島戦前の独特の緊張感とは?

以上、5つのポイントで全部で約10000文字です。試合のポイントと読みつつ、選手達の意気込みを感じ取ってもらえればと思います。

なお、浦和戦のレビューはこちらです。→脇坂泰斗が埼スタのピッチで表現した、中村憲剛からの大切な教え。(リーグ第32節・浦和レッズ戦:2-0)

広島戦のレビューはこちら→小さなマギーニョの大きな仕事。諦めなかったチームの意思と、それを生み出した等々力の熱。そして劇的勝利の翌日に、怪我と向き合う中村憲剛が語ったこと。(リーグ第30節・サンフレッチェ広島戦:2-1)

ルヴァンカップの優勝レビューはこちら→決勝という名の魔物と戦った者たち。 / ルヴァンカップ決勝・北海道コンサドーレ札幌戦:3-3(PK:5-4)

では、スタート!

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