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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ACL第6節・イースタンSC戦)

 5月9日は等々力競技場でACLグループステージ第6節・イースタンSC戦です。

 グループステージの最終戦を迎えました。フロンターレがいるグループGは「3強1弱」となっており、対戦相手である香港のイースタンSCは、勝ち点1で最下位。すでに予選敗退が決定しています。

 しかし、イースタンの陳婉婷監督は「我々はプロフェッショナルとして振舞う必要がある」、「川崎は攻撃的なチーム。是が非でも勝ち点3を狙わなくてはいけない状況。無失点で切り抜けてそこの隙を突いていきたい。貪欲に勝ちを狙っていく」と、あくまで白星をもぎ取りにきています。

両チームの戦力差やスタイルを考えると、「ボールを握って攻める川崎フロンターレ」と「自陣で守備を固めてカウンターを狙うイースタンSC」という構図で進むでしょう。しかし簡単な試合にはならないかもしれません。

 では、そんな試合の見所を、いつものようにディープに語りたいと思います。ラインナップはこちら。ポイントは5つです。

1.「内容はもちろん問う試合だが、勝ち点3を取ることが大事」。中村憲剛の復活。フルメンバーで勝ちに行く一戦。気になる予想スタメンは?

2.勝てば無問題。引き分けでも突破の可能性あり。意外と複雑なので、もう一度、確認しておきたいレギュレーション。

3.「前半で勝負を決めるぐらいの気持ちでやらないといけない」(田坂祐介)、「強気にやれれば結果はついて来ると思っています」(大島僚太)。出鼻をくじいて、前半に畳み掛けろ。強者の試合運びを見せるために、必要なこととは?

4.「内容うんぬんではなく、泥臭くてもいいので勝つだけ」。味方を使う側にも、味方に使われる側にもなれる選手・阿部浩之の本領とは?

5.「試合に出続ける自信はある」(谷口彰悟)、「僕も含めて競争が始まる。次の試合は大事」(奈良竜樹)。隙の見せない組織対応と個人のパフォーマンスが求められる守備陣。そして競争が激化しつつあるセンターバックにポジション争いに、二人がいま思うこと。

以上、5つのポイントで約5500文字です。

 なお試合開始のキックオフは19時30分!いつもより30分遅いので、気をつけましょう。

では、スタート!

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