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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ2nd第6節・湘南ベルマーレ戦)

 7月30日はBMWスタジアムで湘南ベルマーレ戦です。

 個人的には楽しみな試合です。
というのも、川崎フロンターレに対して、引いて構えて守るチームが多い中、前傾姿勢で猛然とプレッシングをかけてくるのが湘南だからです。おそらくこの試合でも、真っ向勝負してくるはずです。

 湘南のスタイルに対しても、一目置く選手は多く、例えば大塚翔平は「あれだけハードワークできるチームはなかなかないと思います。今は結果が出ていないが、悪いサッカーをしているとは思わないし、この順位にいるチームだと思えないほど良いチーム」と評していました。中盤の中村憲剛やセンターバックコンビも「湘南のプレッシャーをどう対応するか」については、対応策のイメージを具体的に膨らませていました。そこの取材は、かなり興味深かったです(詳しくは本編で)。

 昨年のアウェイでは最終ラインのつなぎのミスから同点を許し、最後は逆転負けを喫しました。今年は第2節で4対4のドローです。今季は下位に沈んでいるとはいえ、苦戦は避けられない相手だと思います。

では、今回のディープなプレビューのラインナップはこちらです。

1.気になるスタメン予想。井川祐輔、谷口彰悟、エドゥアルドによるセンターバック争いに、「競い合わせているわけでない」と話す風間監督の真意は?

2.湘南に守備のジレンマをいかに生み出すか。「隠れないように顔を出し続けるだけ。隠れたら相手の思う壺なので」。湘南のボール狩りに対する、中村憲剛の心構え。

3.つなぐ、下げる、飛ばす。湘南戦で試される、センターバックコンビの組み立て力。

4.「一つ飛ばした先にいる小林悠」とは?そして、6試合連続得点なるか。

5.「鬼のようなパスを出せ」。大塚翔平から大久保嘉人へのホットライン開通なるか。

以上、5つのポイントで冒頭の箇所も含めて全部で約7000文字です。今回は湘南戦の試合展開のポイントを、かなり具体的に掘り下げたつもりです。興味ある方は、ぜひ読んでみてください。

では、スタート!

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