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ロスタイムに起きた「痛すぎる水漏れ」。試合後の選手たちの証言から浮かび上がってくるもの。(ACL・メルボルン戦:2-2)

等々力競技場でのACL第3節メルボルン・ビクトリー戦は2-2のドロー。

1点リードして迎えたロスタイム、そろそろアバンテを歌う準備に入ろうかという時間帯にPKを取られ、痛恨の失点。「こぼれてしまったミルクを嘆いても無駄だ」ということわざがありますが、メルボルン戦での川崎フロンターレは勝利目前でミルクをこぼしてしまいました。

勝利が土壇場でこぼれ落ちたとあって、試合後の選手たちは気持ちの整理がつかないといった表情でした。こちらも勝因を尋ねようと思っていただけに、質問がうまく出てきません。ミックスゾーンもどこか重苦しい雰囲気だったように感じました。

これでACLは1分2敗。結果だけからの批判ならば誰でも出来ますが、そこはひとつ冷静になってゲームレビューを書いております。

今回のラインナップはこちらです。

1.「当てて落として、背後に抜ければ、それで裏を取れた」(小林悠)。間で受ける登里享平と阿部浩之、そしてサイドに流れるトップ下の家長昭博。攻撃を循環させた二列目のメカニズムを読み解く。

2.「前半は、やっていてサイドチェンジでボールが来た時にフリーになれていた」。なぜ車屋紳太郎があれだけフリーでゴール前に顔を出せたのか。縦関係を構築していた登里享平が行っていたクレバーなスペースメーキングとは?

3.「普段ならば、挟めるんですけど、ボランチがコーナースペースにランニングをかけたときに、そこのボランチのスペースが空いていた」(登里享平)。メルボルンのシュート数は合計4本。チームの守備対応を検証する。

4.ロスタイムに起きた「痛すぎる水漏れ」。試合後の選手たちの証言から浮かび上がってくるもの。

 以上、4つのポイントで約6000文字です。中二日なので、翌日にはもうガンバ大阪戦に向けたプレビューを書かなくてはいけないのですが、どうぞよろしくお願いします。

なお、メルボルン戦のプレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ACL第3節・メルボルン戦)

では、スタート!

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