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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第18節・サガン鳥栖戦)

7月7日は等々力競技場でサガン鳥栖戦です。

この第18節からシーズン後半戦となります。

相手はサガン鳥栖ですが、アウェイで対戦した時とは監督が代わっています。前回対戦時に指揮していたルイス・カレーラス監督は退任。ヘッドコーチを務めていた金明輝が監督として指揮を執っており、巻き返しに一定の成功をしていると言えます。そんな現在の鳥栖のスタイルについて、鬼木監督はこう評しています。

「もともと鳥栖が持っているハードワークの部分や守備から入るとか、そういうところをあらためて出してきていますね。あとは前線の選手のストロングな部分を生かしている」

 前線にいるフェルナンド・トーレスと金崎夢生の2トップを生かす攻撃を確立し始めていて、サイドからのクロスでゴール前で仕留めます。トーレスと金崎夢生以外にも、イバルボや豊田陽平もベンチに控えており、試合終盤でもゴール前でパワーが出せるチームです。ゴール前のエアバトルには見どころになりそうです。

さて。そうした詳しい見所は本文でたっぷりと掘り下げています。ラインナップはこちらです。

1.コンディションのばらつきが散見される状況で迎える連戦3戦目。鬼木監督が送り出す顔ぶれは?

2.「普通のパスのズレが出てきている。勝てているから良いじゃなくて、『自分たちはこう!』っていうこだわりを持ってやらないといけない」(守田英正)。指揮官が選手たちに再認識させたこと。この鳥栖戦が、自分たちのこだわりを取り戻さなくてはいけない一戦である理由とは?

3.通過点だなと思いますが、早く100に乗せたいという気持ちはありますね」(小林悠)。「より良いボールを提供して、あとは決めるだけというボールを渡せれば良いかなと思います」(長谷川竜也)。「無難、無難にやるだけではなくて、そういう風にラストパスだったりを監督からも要求されているので。そこはもっと狙っていきたい」(車屋紳太郎)、相手のブロックの間、間で顔を出せばいけるイメージはあります」(脇坂泰斗)。右サイドからか、左サイドからか・・・それとも真ん中からか?小林悠のJ1通算100点目をアシストするのは誰だ!?

4.「アバウトに置いてしまうと、ゴールまで持っていける選手だということを頭に入れないといけないと思います」(谷口彰悟)、「エリアの中でも仕事が出来、エリア外でもゲームを作れるので、かなり危険な選手」(ジェジエウ)」。前節2得点のフェルナンド・トーレスをいかに沈黙させるのか。失点癖を止めるために川崎守備陣に求められるものとは?

5.「よい形で奪ってカウンターを狙う。それは守備から攻撃に繋げる上では大事だと思います」(長谷川竜也)。キープ力のあるクエンカのポジショニングを逆手に取れ!勝敗を握るカギは、サイドの攻防戦にあり。

以上、5つのポイントで約8000文字です。試合前日に行われた試合では横浜F・マリノスや鹿島アントラーズといった上位陣が勝ってますから、川崎フロンターレも勝ち星を落とすわけにはいきません。試合の見どころをたっぷり語っていますから、ぜひ読んでみてください。


天皇杯のレビューです。➡️「めっちゃ落ち着いてました。最後の危ない場面とかも、『来い!』って思いましたもん」(新井章太)。最大のピンチに立ち向かうシーンに凝縮されていた、今季の新井章太が積み上げてきたもの。(天皇杯2回戦・明治大学戦:1-0)

こちらはリーグ戦・前節のレビューです。➡️This is Football 〜鮮やかな「中と外の使い分け」と好機を見逃さずに掴んだ先制点。そして追加点は、なぜ大ピンチの後に生まれたのか。(リーグ第17節・ジュビロ磐田戦:3-1)

では、スタート!

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